外壁塗装 幕板

外壁の幕板とは?伊勢市の塗装業者が解説!

外壁塗装 幕板

『幕板(まくいた)』とは、住宅のどの部分のことなのかご存じでしょうか。

 

外壁の1階と2階の間にある横に張ってある化粧材のことで、帯状であることから『帯板(おびいた)』と呼ばれることもあります。

 

外壁塗装においては、外壁色とは異なる配色にしてデザイン性を重視し、美観を目的として活用されているケースが増えています。

 

ただ、幕板は外壁よりも劣化や損傷していることが多くあり、損傷がかなり進行しているような場合には、塗装によるメンテナンスだけでは対処できない可能性もあります。

 

そのため、外壁の状態を意識しておくことはもちろんではありますが、幕板の劣化や損傷に対しても、注意して観察しておかねばなりません。

 

そこでここでは、外壁の幕板のメンテナンスについて、幕板の役割や劣化症状、メンテナンスの方法、注意点なども踏まえながら、三重県津市、亀山市、鈴鹿市、四日市市、松阪市、伊勢市、名張市、伊賀市の外壁塗装専門店が詳しくお伝えしていきましょう。

 

外壁の幕板とは?役割や劣化症状、メンテナンス方法について

外壁塗装 幕板

幕板とは、戸建て住宅の1階と2階の境目の部分に帯のように張り付けてある化粧板のことを指しています。

戸建て住宅のデザイン性を高めるために活用されているケースが多いですが、そもそもどのような役割を持っている部材なのでしょう。

 

また、外壁の一部分でありますので経年によって劣化が生じ、必要に応じてメンテナンスしなければなりません。

 

そこでここでは、幕板の役割と共に、どのような劣化が生じるのか、どのようなメンテナンスが必要になるのか詳しくご紹介いたしましょう。

 

幕板の役割

外壁塗装 幕板

冒頭からお伝えしている通り、幕板は1階と2階の境目部分のことを指しており、さらには瓦屋根の縁の部分、バルコニーの縁の部分なども含まれています。

 

境界的な役割を担っている化粧板のことを幕板と言い、横向けではなくデザインによっては縦向けに付けられているものもあります。

 

また、室内においても、吊戸棚と天井の境目部分を埋めているものや、デザインのためにアクセントで付けられているものも幕板と呼ばれることがあります。

 

このようなさまざまな箇所にある幕板を見て、役割は境目・目地部分を隠し、デザイン性を高めることにあるとお分かりになるのではないでしょうか。

 

つまり、ほかの付帯部のように、建物の耐久性を維持することや、風雨などから守る目的に設置されているのではなく、美観を目的にして設置されているものです。

 

幕板がデザインの一部になっている戸建て住宅はとても多く、意匠性の高い幕板が設置されているケースもあるため、劣化や損傷していると美観を損なってしまいます。

 

幕板の劣化症状

外壁塗装 幕板

  • 塗膜の剥がれ
  • 幕板のひび割れ
  • 幕板の変形

 

幕板は美観を高めることを目的として設置されていますが、経年によって劣化が生じ、そのまま放置していると損傷してしまいます。

 

幕板には塗装されていますが、塗膜が劣化すると汚れや色褪せが目立つようになってきて、さらには塗膜そのものが剥がれや浮き、膨れなどといった症状が見られるようになります。

 

塗装する際には塗料が幕板にしっかりと定着するように施されていますが、それでも5年が経過する頃には劣化がみられるようになり、10年が経過する頃になると幕板から剥がれ落ちるようになるのです。

 

さらに劣化症状が進行すると、幕板そのものにひび割れが見られるようなことがあります。

 

幕板に塗装されている塗料は、もちろん美観のためではあるのですが、幕板を保護し、防水性を高めるためでもあります。

 

しかし塗膜が剥がれ落ちるようなことになると、その箇所から雨水が建材に染み込んでしまうようになり、建材を損傷させてしまうのです。

 

ひび割れが生じるようになるとその箇所からどんどん雨水が侵入してしまうことになり、幕板が欠損してしまうような変形が見られるようになります。

 

そこまで損傷が酷くなってしまうと、もはや塗装だけでは修繕できず、幕板の張り替えやカバー工法が必要になることもあります。

 

そのため、そのような大掛かりな工事にならないように、外壁だけではなく幕板の劣化症状にも注意しておくことが必要です。

幕板のメンテナンス

外壁塗装 幕板

幕板が劣化し始めて、色褪せや汚れが目立つようになり、塗膜が剥がれてくるような症状が見られるようになると、塗装によるメンテナンスが必要になります。

 

幕板の劣化は外壁の劣化よりも早いと言われ、新築や前回の塗装から5年程度で見られるようになり、10年が経過する頃には塗装が必要になります。

 

外壁の塗装工事は、塗料のグレードや種類にもよりますが、おおむね10年から15年程度が塗り替えのタイミングであると言われることから、幕板と外壁を10年程度で塗り替えるようにすればいいでしょう。

 

もちろん、劣化症状が進行しているような場合であれば、速やかに塗装業者に相談して適切なタイミングを検討しなければなりません。

 

幕板のメンテナンス方法

外壁塗装 幕板

幕板のメンテナンス方法として、

 

  • 幕板の塗装
  • 幕板の交換
  • 幕板のカバー工法

 

の3種類が主な方法になり、劣化や損傷の程度によって適切な工法が必要となります。

 

それぞれにどのような特徴があるのか、詳しくご紹介していきましょう。

 

幕板の塗装

外壁塗装 幕板

最も施工されているメンテナンス方法として、幕板の塗装があり、ほとんどのケースにおいては、外壁塗装や屋根塗装と同時に行われています。

 

というのも、上記でもご紹介した通り、幕板は美観を目的として設置されているために、外壁や屋根とともに外観イメージを作り出す重要な箇所になるからです。

 

特に近年においては、外壁と幕板の配色を変えて、こだわりのデザインに仕上げるケースが多くなっています。

 

外壁と幕板で2色を採用すると、とてもおしゃれな外環となり、重厚感や高級感、スタイリッシュ、落ち着いた雰囲気など、住宅に求める雰囲気を演出することができるのです。

 

さらに、外壁や屋根塗装と同時に取り組むことによって、足場費用を一回にまとめてコスト削減につなげることが可能になります。

足場とは、塗装作業の際に住宅の周りに設置するもので、作業員が安定して質の高い作業ができるようにするためのもので、欠かすことができません。

 

住宅の規模によっても異なりますが、足場の設置費用だけで数万円から10万円以上になることもあります。

 

そのため、デザイン性とコスト削減のためにも、外壁や屋根塗装と同時に取り組むことをおすすめします。

 

幕板の交換

外壁塗装 幕板

幕板にひび割れや欠けが見られており、塗装作業や補修だけではメンテナンスが難しい状況にあるのであれば、幕板の交換が行われます。

幕板のひび割れや欠けが小さい場合には、パテやシーリングによって補修することが出来るのですが、広い範囲に損傷が見られているような場合には、これらの補修だけではきれいに仕上がりません。

 

また、損傷がひどい場合には、水分を含んで建材が弱くなってしまっていることが多いので、そのような場合にはもはや塗装ができないのです。

 

幕板の交換は、境目が分からないように面ごとに行うことになり、損傷している古い幕板を取り外し、新しい幕板をビスで固定し設置していきます。

 

幕板カバー工法

外壁塗装 幕板

幕板のメンテナンスは、塗装や交換だけではなく、リフォーム用幕板カバーを用いて、損傷している既存の幕板の上からカバーしてしまう工法が取られるケースもあります。

 

リフォーム用幕板カバーとは、耐久性の高い鋼板で作られていて、軽量であるとともに意匠性を高めることもでき、カバーをビスで留めるだけのシンプルな施工で取り付けることができます。

 

さまざまなデザインのものが提供されているため、外壁や屋根塗装とともに取り組めば、とてもお洒落な外観イメージに仕上げることが可能です。

 

幕板のメンテナンスにおける注意点

ポイント

幕板のメンテナンスについて、さまざまな観点からお伝えしていますが、いくつかの注意点があります。

 

それは、外壁や屋根よりも劣化の進行が早く、塗装に取り組もうとするタイミングによっては、幕板そのものがかなり損傷しているということがあるのです。

 

幕板は外壁よりも2cmほど、出っ張っているため劣化や損傷が生じやすいのです。

 

それではどのような点に注意しておかねばならないのか、詳しくご説明していきましょう。

 

塗装だけではメンテナンスできないことが

外壁塗装 幕板

幕板は外壁と同様に経年によって劣化が生じ、幕板表面に塗装されている塗膜が剥がれてしまい美観を損なってしまうことがあります。

 

さらには、幕板の裏側に雨水が入り込んで幕板そのものが変形することや、破損してしまうこと、場合によっては幕板そのものが剥がれてしまうようなケースもあります。

 

そもそも外壁に設置されている幕板は、セメントや木材によって作られており、1階と2階の境目にある幕板のような場合には、外壁から1~2cmほど出っ張っているケースが多いです。

 

そのために、幕板の上部と外壁との境目に雨水が溜まってしまうことがあり、その隙間から幕板の裏側に雨水が入り込んでしまい、劣化させてしまうことも多いのです。

 

そのようなことから、外壁塗装のタイミングにおいて幕板の塗装にも取り組もうと考えていたとしても、すでに損傷がかなり進んでおり塗装だけではメンテナンスできないケースも少なくありません。

 

塗装によるメンテナンスができないような場合には、幕板に対して金属の建材で覆ってしまうカバー工法が採用されるケースが多く見られますが、損傷がひどい場合には張り替えが必要となる可能性もあります。

 

そのため、外壁塗装のタイミングだけを意識しておくのではなく、幕板の状態においても日頃から注意しておく必要があると言えるでしょう。

 

定期的なメンテナンスが重要

メンテナンス

 

上記でお伝えした通り、幕板は外壁よりも劣化しやすい箇所であると言えますが、劣化や損傷を食い止めるためには、定期的にメンテナンスに取り込むことが大事です。

 

これは何も幕板だけに限ることではなく、外壁や屋根に対しても言えますし、住宅のその他の箇所においても同様に考えておかねばなりません。

 

そのため、「まだまだ大丈夫だろう」と放置しておくのではなく、どのような状態なのか、劣化症状などは見られないか、普段から気にしておくことが大切です。

 

劣化や損傷をそのまま放置してしまうと、幕板の塗装だけではメンテナンスできず、カバー工法や張り替えといった大掛かりな工事になってしまうかもしれません。

 

大掛かりになればなるほど費用も高額になります。

 

しかし、外壁や屋根とともに定期的に塗装に取り組んでいれば、劣化が生じているとしても修繕でき、美観を取り戻すことができます。

 

さらには、外壁や屋根塗装と同時であれば、足場の設置も一回で済みますから、足場費用を軽減させることができます。

 

足場設置は数万円から10万円以上になることもあることから、外壁塗装、屋根塗装、幕板の塗装を全て単独ですることと一緒にすることを低くすれば、トータルコストが大きく変わることがお分かりになるのではないでしょうか。

 

そのようなことから、屋根や外壁をはじめ、幕板の劣化症状に対しても常日頃から意識しておき、タイミングよく塗装に取り組むことが重要です。

 

まとめ~伊勢市の外壁塗装・屋根塗装のことなら

外壁の幕板のメンテナンスについて、幕板の役割や劣化症状、メンテナンスの方法、注意点なども踏まえながら、詳しくご紹介しました。

 

幕板とは外壁の1階と2階の間にある化粧材のことで、主に美観を目的として設置されています。

 

近年においては、外壁と幕板の配色を変え、デザイン性を重視した塗装に取り組まれるケースが多くなりました。

 

ただ、幕板は外壁よりも2cmほど出っ張っているため、雨水が溜まりやすく、外壁や屋根よりも劣化や損傷の進行が早いと言われています。

 

そのため、外壁は問題ないからと意識していない場合、幕板だけ損傷が激しくなってしまい、気づいた際には塗装ではメンテナンスできないケースも珍しくありません。

 

そのようなことから、幕板の劣化や損傷にも普段から意識しておき、コストや手間を削減するためにも、外壁や屋根と同時に塗装することをおすすめします。

 

外壁塗装や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができます。

 

疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

 

津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。

 

外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。

 

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・名張市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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