クリヤー塗装とは?外壁を美しく保つためのメリットと注意点!奈良市の塗装業者が徹底解説【解説動画あり】

こんにちは!リペイント匠の久保です。

今回は特に、クリヤー塗装を検討されている方に向けた具体的な情報をお届けします

クリヤーで外壁塗装をする時の注意点

 

外壁塗装にはさまざまな方法がありますが、クリヤー塗装は特に「外壁のデザインをそのまま活かしたい」「おしゃれな外観を維持したい」といったお客様に人気のある塗装方法です。しかし、クリヤー塗装には適したタイミングや条件があり、これを知らずに施工を進めると仕上がりが期待と異なる結果になることもあります。

 

この記事では、クリヤー塗装を検討されている方のために、適したタイミングや施工条件、メリット・デメリット、さらにはよくある質問についてわかりやすく解説します。

 

これを読むことで、クリヤー塗装が自宅の外壁に適しているかどうか、またどのように判断すれば良いのかがわかるようになります。ぜひ最後までお付き合いください!

 

 

クリヤー塗装の基本情報

クリヤー塗装の基本情報

外壁塗装を考える際、「できるだけ外観をそのまま維持したい」と思われる方も多いのではないでしょうか。そんな方に最適な選択肢の一つが「クリヤー塗装」です。クリヤー塗装は外壁のデザインをそのまま活かしつつ、保護効果を高めることができる塗装方法です。

 

ここでは、クリヤー塗装の基本的な仕組みや特徴、さらに施工する際に知っておくべきタイミングについて詳しく解説します。

 

クリヤー塗装とは?

クリヤー塗装とは、外壁の既存デザインをそのまま活かしつつ保護するための透明な塗装です。通常の塗装のように色をつけるのではなく、透明の塗膜を作ることで、外壁の美観を保ちながら、劣化を防ぐ効果があります。

 

特にサイディング外壁やタイル調の外壁に人気があり、意匠性の高いデザインをそのまま残すことができます。クリヤー塗装をすることで、新築時のような光沢感を取り戻せるため、おしゃれな外観を維持したい方には理想的な塗装方法といえるでしょう。

 

ただし、すべての外壁に適しているわけではなく、施工に適した条件やタイミングを守る必要があります。これについては、後ほど詳しく解説します。

 

クリヤー塗装のタイミング

クリヤー塗装を行うタイミングは非常に重要です。一般的には、前回の塗装から 10年以内 に行うことが推奨されます。それ以上経過している場合、外壁の劣化が進みすぎている可能性があり、クリヤー塗装では対応しきれないことがあります。

 

例えば、塗膜が劣化してチョーキング(塗料の粉が表面に出る現象)が発生している場合や、外壁にヒビや剥がれが見られる場合は、クリヤー塗装ではなく通常の塗装や補修を検討する必要があります。

 

弊社でも15〜20年以上経過した外壁については、お断りするケースがあります。これは、クリヤー塗装が外壁の状態に合わないと、逆に仕上がりが悪くなり、満足のいく結果を得られないためです。

 

そのため、クリヤー塗装を検討されている方は、タイミングを逃さず早めに判断されることをおすすめします。専門業者に外壁の状態を確認してもらい、適切なアドバイスを受けることが成功の鍵です。

 

 

クリヤー塗装の条件と注意点

クリヤー塗装の条件と注意点

クリヤー塗装は、外壁のデザイン性をそのまま活かせる塗装方法ですが、適用できる条件が厳しい点も特徴です。外壁の状態や施工環境を正しく理解しないと、仕上がりが思い通りにならない場合があります。

 

ここでは、クリヤー塗装が適用できる外壁の条件や、適さないケースについて詳しく解説します。

 

クリヤー塗装ができる外壁の条件

クリヤー塗装が成功するためには、外壁が以下の条件を満たしている必要があります。

 

①チョーキングが発生していないこと

チョーキングとは、塗膜が劣化して塗料の顔料が分離し、粉が表面に浮き出る現象です。チョーキングが起きている外壁では、クリヤー塗装をしても塗膜がしっかり密着せず、仕上がりが悪くなる可能性があります。

 

②外壁に大きなヒビや剥がれがないこと

サイディングの目地やコーナー部分にヒビ割れや剥がれがある場合、クリヤー塗装ではこれを隠すことができません。クリヤー塗装は透明な塗料を使用するため、外壁の傷や欠点がそのまま見えてしまいます。

 

③色あせが軽度であること

クリヤー塗装をすると外壁の色が濃く見えるようになりますが、色あせがひどい場合にはムラが目立ち、見栄えが悪くなる可能性があります。そのため、色あせが軽度であることが望ましいです。

 

④藻やカビが除去可能であること

高圧洗浄を行った後でも藻やカビが落としきれない場合、塗料がしっかりと密着せず、長持ちしない可能性があります。

 

これらの条件を満たしていない場合、クリヤー塗装を選択するのではなく、通常の塗装や補修を検討することが必要です。

 

クリヤー塗装が難しい場合とは?

クリヤー塗装が適用できない外壁も少なくありません。以下のような場合は、クリヤー塗装をお断りする可能性があります。

 

①外壁の劣化が進行している場合

塗膜が完全に劣化している場合や、外壁の材質自体が傷んでいる場合、クリヤー塗装は不適切です。このような場合には、まず外壁の補修を行う必要があります。

 

②特殊な表面加工がされている外壁材

光触媒や無機系コーティングなど、表面が特殊加工されている外壁は塗料が密着しにくい場合があります。これについては、後述の「難付着の外壁材への対応」で詳しく解説します。

 

③洗浄が十分に行えない場合

高圧洗浄で汚れや藻、カビが除去できない場合、塗料が外壁にしっかり密着せず、塗膜が剥がれる原因になります。この場合も、クリヤー塗装は難しいです。

 

弊社では、これらの条件を考慮し、2割程度のお客様についてはクリヤー塗装をお断りさせていただくことがあります。これは、お客様に長期的に満足していただける仕上がりを実現するための判断です。

 

クリヤー塗装を検討する際は、まず外壁の状態を専門業者に診断してもらい、最適な選択肢を見つけることをおすすめします。

 

 

クリヤー塗装のメリットとデメリット

クリヤー塗装のメリットとデメリット

クリヤー塗装は、その独特な特徴から多くのメリットを持つ一方で、注意すべきデメリットも存在します。外壁塗装の選択肢としてクリヤー塗装を検討する際は、これらを十分に理解しておくことが大切です。

 

クリヤー塗装のメリット

①意匠性をそのまま残せる

クリヤー塗装の最大の魅力は、外壁のデザイン性をそのまま保てる点です。特にレンガ調やタイル調のサイディング外壁において、新築時のような美しさを取り戻すことが可能です。透明塗膜を使用することで、既存の模様やテクスチャを活かしながら保護効果を高めます。

 

②外壁の耐久性を向上させる

紫外線や雨風から外壁を守る塗膜を作るため、劣化を遅らせることができます。クリヤー塗装を行うことで外壁の寿命を延ばし、美観と耐久性を両立できます。

 

③メンテナンスが容易

クリヤー塗装を施した外壁は、汚れが付きにくくなるため、日常的なメンテナンスが簡単になります。また、光沢感が増すことで見た目が清潔に保たれます。

 

クリヤー塗装のデメリット

①外壁の状態がそのまま見える

クリヤー塗装は透明な塗料を使用するため、外壁の状態がそのまま現れます。ヒビや剥がれ、色あせがある場合は、それが隠れることなく目立ってしまいます。そのため、外壁の状態が良好であることが前提となります。

 

②施工条件が厳しい

クリヤー塗装が可能な外壁は限られており、条件を満たしていない場合は別の塗装方法を選ぶ必要があります。特にチョーキングや汚れがある場合は、施工前に十分な準備が必要です。

 

③色あせた部分にムラが出る可能性

色あせが進行している場合、クリヤー塗装をすると色が濃く見えるため、ムラが目立つことがあります。このため、色あせが軽度な段階での施工が推奨されます。

 

これらのデメリットを踏まえると、クリヤー塗装は「タイミング」と「外壁の状態」を見極めた上で検討することが重要です。適切な判断を行うためにも、専門業者に外壁の診断を依頼することをおすすめします。

 

 

難付着の外壁材への対応

難付着の外壁材への対応

クリヤー塗装を希望されるお客様から多く寄せられる質問の一つに、「特殊な外壁材にもクリヤー塗装は可能ですか?」というものがあります。外壁材によっては塗料が密着しにくい場合があり、これらの「難付着」外壁材には特別な対応が必要です。

 

ここでは、難付着外壁材の特徴と対応方法について詳しく説明します。

 

難付着の外壁材とは?

難付着の外壁材とは、特殊な表面加工が施されている外壁材を指します。以下のような特徴を持つものが含まれます。

 

①光触媒コーティング

紫外線の力で汚れを分解する「光触媒」の機能を持つ外壁材は、塗料が弾かれるため、通常の塗装では密着が難しい場合があります。

 

②親水性コーティング

水が外壁表面に馴染みやすい「親水性」のコーティングが施されている外壁材も同様です。この特性によって汚れが落ちやすくなりますが、塗料が定着しにくいという課題があります。

 

③無機コーティングやフッ素コーティング

無機質やフッ素によるコーティングが施された外壁材は、耐久性が高く汚れにくい一方、塗料の付着性が低い特徴があります。

 

これらの外壁材にクリヤー塗装を行う場合は、慎重な塗料選びと施工技術が求められます。

 

特殊な塗料を用いた対応方法

現在では、シリコン系やフッ素系の特殊塗料を使用することで、難付着外壁材へのクリヤー塗装が可能になっています。これらの塗料は、高い密着性と耐久性を備えており、特殊な外壁材にも対応できます。

 

弊社では、施工前に必ずテスト塗装を実施し、塗料の密着性や仕上がりを確認しています。このテストによって、塗料が適切に密着するかどうかを事前に判断することが可能です。

 

クリヤー塗装を難付着の外壁材に行う際は、一般的な外壁材よりも高い専門知識と技術が求められます。リペイント匠では、これらの外壁材に対応できる専用塗料と豊富な経験を活かし、お客様に最適な施工プランをご提案しています。

 

 

仕上がりイメージとお客様の疑問

クリヤー塗装を検討する際、多くの方が気になるのが「仕上がりのイメージ」や「具体的な適用条件」についてです。クリヤー塗装は透明な塗料を使用するため、外壁の状態や特徴によって仕上がりが異なることがあります。また、お客様からよく寄せられる疑問についても、事前に知っておくことで安心して検討を進めることができます。

 

ここでは、仕上がりイメージの確認方法とよくある質問への回答を詳しくご紹介します。

 

仕上がりイメージの確認方法

クリヤー塗装をした後の見た目をイメージする方法として、最も簡単で効果的なのが「壁に水をかけて濡らす」という方法です。

 

水をかけると、外壁の色や模様が濃く鮮明に見えるようになります。この状態が、クリヤー塗装後の仕上がりに近いと考えられます。透明な塗膜が外壁に付着することで、色の深みが増し、光沢が出るため、濡れた状態の外壁は良い参考になります。

 

ただし、水をかけた際に目立つ傷や汚れ、色あせがある場合は、クリヤー塗装をしてもそれらが隠れることはありません。そのため、仕上がりを正確にイメージするためには、専門業者に確認してもらうことをおすすめします。

 

クリヤー塗装でよくある質問

Q1:クリヤー塗装に艶消し仕上げは可能ですか?

A:はい、可能です。クリヤー塗装には艶有りと艶消しの両方の仕上げがあります。艶有りは光沢感を強調した仕上がりで、新築時のような輝きを再現します。一方、艶消しは控えめな印象で、落ち着いた雰囲気を求める方におすすめです。

 

Q2:古い外壁や色あせた外壁にもクリヤー塗装はできますか?

A:状態次第です。色あせが軽度であれば可能ですが、色あせが進行している場合や、劣化が激しい場合は仕上がりにムラが出る可能性があります。弊社では、お客様から外壁の写真を送っていただき、適用可能かどうかを事前に診断しています。

 

Q3:クリヤー塗装ができるかどうかを事前に確認するにはどうすれば良いですか?

A:弊社では、壁の写真を撮影して送っていただければ、事前に診断することができます。また、現地調査を依頼してもらえれば、より正確な判断が可能です。特にヒビや剥がれ、チョーキングなどの問題がある場合は、事前確認が必須です。

 

Q4:コストはどのくらいかかりますか?

A:外壁の状態や使用する塗料によって異なりますが、特殊な塗料を使用する場合、一般的な塗装よりもコストが高くなる傾向があります。詳しい費用については、専門業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

 

 

まとめ~奈良市の屋根塗装・外壁塗装なら

クリヤー塗装は、外壁の意匠性をそのまま活かしながら、美観と耐久性を保つことができる魅力的な塗装方法です。

 

まず、クリヤー塗装の施工は、外壁の状態が良好であることが前提です。色あせやチョーキングが進んでいる場合や、ヒビ割れや剥がれが目立つ外壁には適用が難しくなります。また、施工タイミングとしては、前回の塗装から10年以内が推奨され、これを過ぎると仕上がりに影響が出る可能性があります。

 

クリヤー塗装の最大のメリットは、外壁のデザインを損なわずに保護できる点です。特にレンガ調やタイル調の外壁を持つ方にとっては、新築時のような美しい光沢を取り戻すことができるため、大きな満足感を得られるでしょう。しかし、その一方で、透明な塗膜であるため、外壁の欠点が隠れないという点は注意が必要です。

 

リペイント匠では、クリヤー塗装のプロフェッショナルとして、お客様の外壁の状態に応じた最適な施工プランを提案しています。ご不明点やご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。適切な塗装方法を選び、美しい外壁を長く保つお手伝いをさせていただきます!

 

リペイント匠では、診断から最適な塗装プランの提案までお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

 

奈良県奈良市を中心に、お客様に最適なアドバイスを提供いたします。

 

外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。

詳しくは、奈良市のショールームの情報をご覧ください。

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・志摩市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・いなべ市・名張市・伊賀市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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