【奈良市】外壁塗装後の正しいメンテナンス方法!道具選びから注意点まで【解説動画あり】
リペイント匠の久保です!
今回は「外壁塗装後のメンテナンス方法や使う道具」についてお話します。
塗装が終わったあと、外壁をどうやって手入れしたらいいか分からない方は意外と多いです。中には、家庭用の高圧洗浄機(ケルヒャーなど)を使ってきれいにしようと考える方もいらっしゃいますが、これは実は間違いなんです。
塗装が終わってすぐのタイミングでは、塗料が完全に硬化していないため、強い水圧をかけたり、こすったりするのはNGです。今回は、塗装後にどのようにお手入れをしたら良いのか、水の使い方、スポンジの選び方、注意点、さらには使ってもいい洗浄スプレーなど、具体的にご紹介していきます。
外壁を長持ちさせるためには、正しいメンテナンスがとても大切です。ぜひ参考にしてください。
目次
塗装後すぐの外壁メンテナンスで注意すべきこと
外壁塗装が終わった直後は、見た目がきれいになるぶん、「少しでも汚れたらすぐに洗いたい」と思ってしまう方も多いと思います。しかし、塗装後の外壁はとてもデリケートな状態にあります。正しい知識がないまま手入れしてしまうと、せっかくの塗膜を傷めてしまう原因にもなりますので注意が必要です。
塗装後すぐに水洗いしてはいけない理由
塗装が完了しても、塗料が完全に硬化するまでには約1ヶ月かかります。塗料は見た目が乾いていても、内部までしっかり固まるには時間がかかるため、この期間中は慎重に扱う必要があります。
たとえば、外壁の下の方に泥はねがあって気になるという場合でも、すぐに洗わずに、まずは水道ホースで水をかけて洗い流す程度にとどめておくのが安全です。水を流すだけでも、意外ときれいになります。
この時期に高圧洗浄機などを使ってしまうと、塗膜がまだ不安定な状態のため、表面を傷つけてしまう恐れがあります。
軽い汚れには水と柔らかいスポンジで対応
もし、水をかけただけでは落ちないような汚れがある場合でも、ゴシゴシこすらないことが大切です。その場合は、非常に柔らかいスポンジを使って、表面をなでるように優しく拭き取るようにしてください。
具体的には、食器洗い用のスポンジの中でも「柔らかいタイプ」であることを確認して使用してください。力を入れず、表面に軽く触れる程度でやさしく洗ってください。強くこすってしまうと、塗装面が削れてしまう恐れがあります。
やってはいけないメンテナンス方法とその理由
外壁塗装のあとに間違った方法で掃除をしてしまうと、塗膜が傷んでしまい、塗装の持ちが一気に悪くなることがあります。特に注意したいのが「高圧洗浄機の使用」や「こする掃除の仕方」です。以下の点は、絶対に避けるようにしてください。
高圧洗浄機の使用は厳禁
塗装後の外壁には、家庭用の高圧洗浄機(ケルヒャーなど)を絶対に使用しないでください。
プロの職人は、塗装をする前の下地処理として高圧洗浄を使います。これは、古い汚れやカビ、藻などを一気に洗い落とすためです。しかし、塗装が終わった後の外壁に高圧洗浄機を使ってしまうと、せっかく塗った塗膜が傷み、劣化を著しく早める原因になります。
高圧洗浄機は、駐車場や車のホイール、硬いコンクリートの土間などには適していますが、外壁には適していません。基本的には、水道ホースで水をかけるくらいの優しいお手入れで十分なのです。
たわしや研磨材でこするのはNG
外壁に汚れがついているからといって、たわしやその他の研磨性の高いものを使ってゴシゴシとこするのは絶対にやめてください。
そういったものでこすってしまうと、塗料のツヤが失われてしまうだけでなく、塗膜自体を傷つけてしまう可能性があります。小さなキズが蓄積すると、そこから汚れや雨水が入り込みやすくなり、塗装の劣化を早めることにもつながります。
メンテナンスの基本は「やさしく洗うこと」。強くこすったり、研磨材を使うことは厳禁です。
汚れが気になるときの対処法
最近の塗料は技術が進化していて、以前に比べると汚れにくい塗料が増えています。しかし、それでも年数が経てば多少の汚れやコケが出てくることがあります。そんなときにどう対応すれば良いか、具体的な対策をご紹介します。
防汚・防カビ性能のある塗料の活用
最近では、防カビ、防藻、低汚染といった機能を持った塗料が多く使われています。そのため、神経質に手入れしなくてもある程度はきれいな状態が保てるようになっています。
「どうしても汚れが気になる」という方は、最初の塗装の段階で、高品質な低汚染塗料(リファインなど)を選んでおくと良いでしょう。そうすることで、壁自体が汚れにくくなり、頻繁に掃除する必要がなくなります。
このような塗料を選ぶことで、メンテナンスの手間や費用も抑えることができます。
コケや藻が出たときの処理方法
環境条件によっては、年数が経つとコケや藻が発生することもあります。そんなときは、無理にこすったりせずに、ホームセンターで販売されている専用スプレーを使用すると良いです。
たとえば「ワンステップ・スプレークリーナー」などの製品があり、これらは外壁のコケや藻を除去するために開発された商品です。指示通りに使えば塗料にも基本的には安全です。
ただし、業務用の強力な薬品は避けてください。成分が強すぎて塗膜に悪影響を与える可能性があります。もし使い方や商品選びに不安がある場合は、ホームセンターの店員に相談するのがおすすめです。
外壁の汚れ対策で知っておくべき3つのポイント
外壁は経年によってどうしても汚れが目立つようになってしまいますが、少し知っておくだけで大きな汚れ対策になるものがあります。ここでは、外壁塗装における汚れ対策のポイントを、プロの目線からお伝えします。
色選びでできる汚れ対策
外壁の汚れやすさは、色の選び方でも大きく変わります。実際、塗装工事を依頼されるお客様の中にも「汚れが目立たない色にしたい」というご要望は多く、色の選択がメンテナンスのしやすさにも影響してくるポイントです。
外壁の色によって、汚れの目立ちやすさには違いがあります。たとえば、黒は汚れが目立ちやすい傾向があります。表面に砂ぼこりや泥が付くと、白っぽく浮き出て見えてしまうため、こまめな掃除が必要になることがあります。
一方で、ベージュや薄い茶色、白などの明るめの色は汚れが目立ちにくいとされています。これらの色は、汚れがあっても色になじみやすく、外から見てもあまり目立たないのが特徴です。
そのため、「できるだけ掃除の手間を減らしたい」「長期間、外壁をきれいに保ちたい」という方は、色選びの段階で汚れにくい色を選ぶことをおすすめします。これは外観の印象だけでなく、日々のメンテナンス負担の軽減にもつながる大切なポイントです。
トラブル時は業者に相談を
外壁に何かぶつけてしまったり、油汚れなど自分では落とせないような汚れがついてしまった場合、無理に自分でこすったり、洗い落とそうとしないようにしてください。
そうした対応をすると、逆に塗膜を傷つけてしまったり、色ムラや艶ムラの原因になってしまう可能性があります。そういうときは、塗装を行った業者に必ず連絡することをおすすめします。
実は、塗装業者は補修用の塗料を残していることが多くあります。連絡をすれば、補修用の塗料を使って対応してくれたり、適切なアドバイスをもらえる場合があります。
不用意に市販の洗剤や道具で対応しようとせず、まずは専門の業者に相談してみてください。プロの判断で、安全かつきれいに元の状態へ近づけることが可能です。
足場があるうちにやっておくとよいこと
外壁塗装工事では、通常、作業のために家の周囲に足場が設置されます。この足場がある期間は、普段はなかなか手が届かない場所を掃除したり点検したりする絶好のタイミングです。
特におすすめなのが、高い場所にある窓の掃除です。
塗装が終わって外壁がきれいになると、逆に汚れている窓が目立ってしまうことがあります。特に2階などの窓は、普段の生活では掃除がしにくい場所のひとつです。
塗装工事中の足場があるうちに掃除を済ませておけば、安全かつ効率よく窓をきれいにできます。高所作業は危険も伴うため、足場が設置されている間に掃除しておくことを強くおすすめします。
ちょっとしたことですが、このひと手間で家全体の美観がさらに引き立ちます。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、外壁塗装後の正しいメンテナンス方法と使うべき道具・避けるべき行為について詳しくお伝えしました。
塗装直後はデリケートな時期のため、高圧洗浄機やたわしの使用は避け、水と柔らかいスポンジでやさしく対応することが大切です。また、防汚性能のある塗料を選んだり、色選びを工夫することで、将来の手入れを楽にすることもできます。万が一のトラブル時は、自己判断せず業者に相談するのが安全です。
正しい知識で丁寧に外壁を扱うことで、塗装の美しさと耐久性を長く保てます。外壁をきれいに維持するために、ぜひ今回の内容を実践してみてください。
リペイント匠では、診断から最適な塗装プランの提案までお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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