高圧洗浄(外壁).jpeg)
【奈良市】お隣同士で外壁塗装をすると安くなる?お得の裏にある見えないリスク【解説動画あり】
リペイント匠の久保です!
「お隣さんと一緒に塗装工事をすれば安くなりますよ!」
こんな甘い言葉で勧誘された経験はありませんか?
一見、お財布にやさしく魅力的な提案に思えるかもしれません。しかし、実はこうした“お隣同士割引”には、予想以上のリスクやトラブルの可能性が潜んでいます。
私たちリペイント匠にも、「お隣さんと一緒にお願いして失敗した」「紹介したことを後悔している」といったご相談が寄せられることが少なくありません。施工内容に不満があっても、紹介してもらった手前、文句が言いづらい…。そんな状況に陥ってしまう方もいらっしゃいます。
そこで今回は、実際のご相談事例や、業界でよくある“セールストークの裏側”について、現場で感じたことを率直にお伝えします。「お隣同士で頼めば安くなる」という提案の本質を理解し、後悔しない外壁塗装の判断基準を身につけていただければ幸いです。
目次
外壁塗装「お隣同士で塗装すると安くなる」は本当か?
「お隣さんと一緒に塗装すればお得になりますよ」と言われると、つい「それならお願いしようかな」と考えてしまう方も多いのではないでしょうか。業者のほうから提案されることもあれば、お隣同士で話しているうちに「一緒にやれば安くなるかも」と盛り上がるケースもあります。
しかし、ここで注意したいのがその“お得感”が本当に正当なものかどうかという点です。確かに足場の設置が近隣で同時にできれば、効率は良くなるかもしれません。でも、その分が価格にどう反映されるのか、施工内容や工事の質に影響が出ないのか、といった部分はしっかり確認しないといけません。
実際に当社へ寄せられるご相談の中には、「お隣と一緒に頼んで後悔した」「紹介したことを今さらながら反省している」といった“お得”がかえって高くついた例も少なくありません。
ここではまず、お隣同士で一緒に外壁塗装を依頼したことで起こったトラブルや、気まずい思いをされた方の声をもとに、その背景に潜むリスクを紐解いていきます。
甘い言葉の裏にある“見えないリスク”
「お隣さんと一緒に頼んだら安くなるんですよ」──これは、訪問営業の現場でよく使われるセールストークのひとつです。お客様の中には、「それならお得だし、お隣も一緒にやるなら安心かも」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際にはこの言葉の裏に気まずさや後悔といったリスクが潜んでいるのです。
たとえば、お隣さんが先に業者を決めていて、「良かったら一緒にどうですか?」「安くなるって言われたから」と紹介されたとしましょう。その時に業者をよく調べないまま「じゃあうちも」と便乗してしまうと、万が一その工事に問題があったときに、非常に言いにくい状況になります。
紹介してくれたお隣さんに「塗装に不具合があるんだけど」と言うのは、関係性によってはかなり気まずいものです。逆に、紹介した側も「自分が紹介したから悪かったかな」と責任を感じてしまうケースもあります。こうした“紹介した側・された側”の人間関係のトラブルは、想像以上に精神的な負担になります。
また、当社では過去に「お隣さんには言えないからこっそり見てほしい」とご依頼いただいたケースもありました。業者への不満があっても、関係性を壊したくないために我慢してしまう──そんな状況を避けるためには、「誰が紹介したか」よりも「自分の目で確かめて判断したか」が何よりも大切です。
一緒にお願いして、一緒に失敗する悲劇
実際に、私たちのもとには「お隣さんと一緒にお願いして、どちらも後悔している」という相談が寄せられることがあります。
たとえば、お客様からこんなご相談をいただきました。
「お隣さんが紹介してくれた業者に頼んだんですが、思っていたより仕上がりが雑で…。でもお隣さんに悪くて、なかなか言い出せないんです。」
このように、“一緒に頼む=安心”ではないことを、後から実感するケースは少なくありません。むしろ、お互いに気を使い合う関係のなかで、問題が発生しても「我慢するしかない」という空気になってしまうのです。
特に、工事が完了して数カ月経ってから不具合が出た場合、「今さら言っても仕方がない」「紹介してくれたお隣に角が立つかも」といった思いから、声を上げられずに泣き寝入りする人もいます。
紹介した側も「安くなるから」と善意で声をかけたつもりでも、結果的に「紹介しなきゃよかった」と感じてしまうような展開になることもあります。
つまり、価格の安さだけを理由に業者を決めてしまうと、金銭的な損失だけでなく、人間関係まで損なうリスクがあるのです。
外壁塗装は家にとって大切なメンテナンスです。安易に「安くなる」という言葉に乗るのではなく、しっかりと自分で納得して決めることが、結果的に失敗しない一番の近道になります。
紹介する側・される側、どちらにも“責任”が
外壁塗装は、決して安い買い物ではありません。数十万円から百万円を超えることもある工事ですから、慎重に業者を選ぶのが当然です。にもかかわらず、「お隣が頼んでいるから」「紹介されたから」という理由だけで業者を決めてしまう方が少なくないのが現実です。
もちろん、紹介そのものが悪いわけではありません。実際に満足のいく施工をしてもらい、「うちもお願いして良かった」と思える結果になることもあります。しかし、そのためには紹介する側もされる側も、“業者を見る目”を持っていることが前提条件になります。
問題は、「よく調べないまま流れで決めてしまうこと」。これが後悔を生む大きな原因です。
この章では、紹介にまつわる注意点として、どちらの立場であっても知っておくべき「紹介の責任」と「自己判断の大切さ」について掘り下げていきます。
「紹介」は信用問題、自分の目で見極める
誰かに業者を紹介するということは、ある意味でその業者に対する“信用”を渡す行為です。「ここ、良かったよ」「安かったしおすすめだよ」と言うだけで、相手は安心してその業者を選んでしまうかもしれません。
しかし、もし紹介した業者の対応が悪かったり、仕上がりが期待はずれだった場合──それは単なる「残念」では済まず、「なんであんな会社をすすめたの?」という、信頼関係にヒビが入る事態にもなりかねません。
もちろん、紹介した側に悪気はないはずです。「うちの時は良かったから」「たまたま良い担当者だったから」といった理由で勧めることも多いでしょう。ですが、施工の質や担当者の対応は、家やタイミングによって大きく変わることがあるのです。
また、紹介された側も、「あの人が言ってたから」といって業者の情報を自分で調べずにそのまま依頼するのは非常に危険です。実際に契約するのは自分自身ですから、責任も自分にあります。
紹介を受けたとしても、以下のようなチェックは必ず行いましょう
- 会社のホームページで施工実績を確認する
- Googleレビューや口コミをチェックする
- 見積書の内容が妥当か比較する
- 対応してくれる担当者の印象や説明のわかりやすさを確認する
紹介は“ヒント”にはなっても“答え”ではありません。「紹介されたから安心」ではなく、「自分が納得できるかどうか」が最終判断の軸であるべきです。
紹介されても、最終的には「自己判断」が基本
紹介された業者であっても、最終的に契約を決めるのは自分自身です。「紹介されたから安心」「お隣さんも頼んだから間違いない」──そう思ってしまうのは自然なことですが、それだけで判断してしまうのは非常に危険です。
実際に当社では、「お隣と一緒に頼んだけど、思ったような仕上がりじゃなかった」「紹介されたから断れなかったけど、今になって後悔している」といったご相談をいただくことがあります。なかには、「お隣さんには言えないから、こっそり見に来てほしい」といったケースもありました。
このように、“紹介されたから断りづらい”という心理が働き、自分で納得していないまま契約してしまうと、あとでトラブルが起きたときに強く後悔することになりかねません。
紹介された場合でも、次のような姿勢を持つことが大切です
- 「紹介はありがたいけれど、最終的には自分の目で確かめたい」と伝える
- 施工内容・保証内容・金額をしっかり比較する
- 疑問点や不安がある場合は、その場で業者に確認する
また、紹介してくれた相手に対しても、「自分でちゃんと調べてから決めるね」と一言添えておけば、気まずくなることもなく、納得の上で判断できます。
家は何十年も住み続ける大切な資産です。外壁塗装はその資産価値を守るための重要な工事ですから、他人の判断に任せるのではなく、最終的な決断は必ず自分で下すことが何よりも大切です。
外壁塗装の「足場代無料」は本当にお得なの?
「今ならお隣さんと一緒にご契約いただければ、足場代が無料になります」──これは、外壁塗装の営業トークの中でも特に多く使われる“お得に聞こえる言葉”です。実際、お客様の中にはこの言葉をきっかけに契約を検討される方も少なくありません。
ですが、ここで冷静に考えていただきたいのは、「本当に足場代が無料になることなんて、あり得るのか?」という点です。
足場の設置には、人件費・資材の運搬・設置と解体といった多くの手間がかかっており、決して“サービスで無料にできるような工程”ではありません。つまり、「無料になる」という言葉には、何かしらのカラクリや裏がある可能性が高いのです。
この章では、「足場代無料」という営業トークの真偽について、現場を知る立場から詳しく解説します。実際にあった極端な見積もりの事例や、なぜ無料にはならないのかという構造的な理由まで、お客様が損をしないために知っておくべき本当の話をお伝えします。
足場代が“無料になる”は基本的にありえない
「お隣と一緒に塗装すれば、足場代が無料になります」──この言葉に違和感を覚えた方は、すでに冷静な判断ができていると言えるでしょう。なぜなら、足場工事はコストがかかる工程であり、無料にできる理由がないからです。
足場を組むには、以下のような工程が発生します
- 資材の積み込み・運搬(トラックや運搬スタッフ)
- 設置作業(2人以上の職人による半日~1日作業)
- 解体作業(設置時と同様の人員・工程)
- 安全対策や養生の手間
これらはすべて時間と人件費が発生する作業であり、無料にできるような“おまけ”の扱いではありません。確かに、お隣同士で同時に工事を行う場合、資材の運搬効率や設置手順が多少スムーズになることはあります。しかしそれでも、たとえば「2棟まとめて1.5倍分の人員で組めば人件費が削減できる」といったわずかな効率化にすぎず、完全に“ゼロ”になることはありえません。
また、実際には「片方の家の足場代を無料にしたように見せて、もう片方に上乗せしている」といった見積もり上の操作がされている場合もあります。表面上は“無料”でも、トータルで見るとどこかにしわ寄せが来ている可能性があるというわけです。
こうしたセールストークは、つい魅力的に感じてしまいますが、プロの目から見ると「非現実的」「数字が合わない」というのが正直なところです。
「足場代無料」や「特別割引」といった言葉に流されず、本当にその価格が妥当かどうか、根拠ある説明ができるかどうかを確認することが、信頼できる業者を見極める第一歩です。
安くなったように見えても“どこかで上乗せされている”
「足場代は無料です」と言われると、誰でも「お得だ」と感じるかもしれません。しかし、その“無料”にはほぼ確実に裏があります。なぜなら、業者もビジネスである以上、赤字を出してまで工事を請けることは基本的にありません。
実際の現場で多いのが、「見積もりの別項目にその分の費用を上乗せしてある」ケースです。たとえば、
- 塗料代が相場より高く設定されている
- 施工費の単価が不自然に高い
- オプション扱いで別途料金が追加されている
といった形で、足場代を“どこかに紛れ込ませる”やり方です。つまり、お客様が気づかないだけで、結局は同じ金額、あるいはそれ以上を支払っていることも少なくないのです。
また、中には「片方の家だけ足場代が無料」と言いながら、もう一方の家には2軒分の足場費用を上乗せしている、というような極端な事例も見られます。これでは、まるで一方がもう一方の分を“肩代わり”しているようなものです。
さらに驚くべきことに、住宅1軒あたりの足場代が30万円を超える見積もりを提示されたという相談もあります。これは相場を大きく逸脱しており、完全に“ぼったくり”に近い価格設定です。
実際、一般的な戸建て住宅での足場費用の目安は、約12万円〜15万円程度。
このように、相場と照らし合わせることで“異常な見積もり”に気づけることもあります。足場代無料という言葉に飛びつくのではなく、「なぜ無料なのか?」「他の項目が相場から外れていないか?」と冷静にチェックすることが大切です。
外壁塗装で後悔しないために気をつけたいポイント
ここまで、「お隣同士で塗装をすれば安くなる」「足場代が無料になる」といったセールストークの裏に潜むリスクについて解説してきました。
外壁塗装は金額も大きく、家の寿命や見た目に直結する重要な工事です。それにもかかわらず、営業マンの口調やお隣さんの紹介といった“なんとなく安心できそうな要素”だけで判断してしまうと、後悔してしまう結果になることもあります。
だからこそ、大切なのは「自分の目で確かめて、納得してから依頼する」姿勢です。価格だけでなく、内容・担当者の対応・保証・アフターサービスなどを総合的に見て判断することが、満足のいく塗装工事への第一歩となります。
この章では、実際の現場を知る立場から、トラブルを避けるために押さえておきたい注意点と判断のコツをお伝えします。
営業トークに流されず、長期的な視点で判断する
「今ならキャンペーン中で足場代が無料になりますよ」「お隣さんと一緒にやれば2割引です」──こうした言葉は、一見すると魅力的です。ですが、その“お得”は本当にあなたにとってメリットなのでしょうか?
外壁塗装は、10年〜15年に一度の大きなメンテナンスです。つまり、一度の判断ミスが今後10年以上の不満やトラブルにつながる可能性があるということです。
仮に営業マンの話に乗って安く契約できたとしても、施工の質が悪かったり、塗料の持ちが短かったり、アフター対応がなかったりすれば、結果的に損をするのはお客様自身です。最悪の場合、数年以内に再塗装が必要になることもあるのです。
さらに忘れてはならないのが、「工事が終わった後もご近所付き合いは続く」という点です。お隣さんと一緒に工事を頼んだ場合、その結果が悪ければ「紹介した・された」の関係で気まずくなってしまうこともあります。
また、住宅の外壁塗装を初めて行うタイミングは、お子さんがまだ小さかったり、これから長くその家で暮らすご家庭が多いものです。そう考えれば、目先の数万円の差よりも「安心できる工事を任せられる業者かどうか」を重視する方が、長い目で見て確実に得になります。
「その場の安さ」ではなく、「10年後も納得できる工事だったと思えるかどうか」──それを基準に判断することが、後悔しない外壁塗装につながる一番のポイントです。
見積もりの項目チェックと比較検討は必須
外壁塗装で後悔しないためには、見積もりを「細かく」見ることが絶対に必要です。価格の総額だけを見て「安いから良さそう」と判断してしまうのは、非常に危険です。
特に注意すべきなのが、「足場代無料」や「一式○○円」といった内訳の不明瞭な見積もりです。これらの中には、必要以上に高く設定された塗料代や人件費などが含まれており、実質的には無料でもなんでもないケースもあります。
以下は、見積もりのチェックポイントの一例です
- 足場代は明記されているか?(相場:12〜15万円程度)
- 塗料の種類と使用量は具体的に記載されているか?
- 高圧洗浄・下地処理・養生・下塗り・中塗り・上塗りなどがそれぞれ分けて書かれているか?
- 「一式」とだけ書かれていないか?
- 保証内容やアフターサポートは含まれているか?
見積書の内容が曖昧であるほど、後から「聞いていなかった」と感じるリスクが高まります。
さらに、1社だけで決めるのではなく、必ず複数社の見積もりを比較することをおすすめします。2〜3社に相見積もりを取るだけでも、「適正価格の相場」が見えてきますし、業者ごとの説明の丁寧さや信頼性も見えてきます。
当社でも、「他社の見積もりを見てください」とご相談をいただくことがあります。その際、お客様が気づかなかった“上乗せされた費用”や“省かれた工程”を指摘すると、「こんなに違うのか」と驚かれる方も少なくありません。
外壁塗装は「内容と価格のバランス」が重要です。見積もりを通してそのバランスを見極めることが、後悔しない選択へとつながります。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装なら
「お隣さんと一緒に工事すれば安くなる」「足場代が無料になります」──このようなセールストークは、一見魅力的に聞こえるかもしれません。しかし、実際にはその裏に思わぬリスクやトラブルが潜んでいることも少なくありません。
お隣同士で同じ業者に依頼した結果、両方とも仕上がりに不満を感じ、気まずい関係になってしまった。紹介した側もされた側も後悔し、言い出せないままモヤモヤを抱える。そんな声を、私たちはこれまでに数多く聞いてきました。
特に「足場代無料」という言葉には要注意です。実際にはどこかの項目にその分の費用が上乗せされているケースが多く、“見せかけの安さ”で判断すると、結果的に高くつくこともあります。
こうした失敗を防ぐために大切なのは、以下の3点です
- 紹介に頼りすぎず、自分の目で業者を判断すること
- 営業トークに惑わされず、冷静に長期的な視点で考えること
- 見積もりの内容を細かくチェックし、複数社と比較すること
外壁塗装は、家の価値と快適さを守るための大切な工事です。誰かの言葉やその場の価格だけで決めるのではなく、納得と安心の上で判断することが、後悔しないための一番のポイントです。
この記事が、皆さまの塗装工事の成功と、信頼できる業者選びの一助となれば幸いです。
リペイント匠では、診断から最適な塗装プランの提案までお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
奈良県奈良市を中心に、お客様に最適なアドバイスを提供いたします。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
詳しくは、奈良市のショールームの情報をご覧ください。