施工前_外壁全体.jpeg)
【奈良市のプロが選ぶ最強の仕様】もし塗装店の社長が自宅をリフォームするなら?【解説動画あり】
こんにちは!リペイント匠の久保です!
「もし外壁塗装のプロが、自分の家をリフォームするとしたら、どんな仕様を選ぶのか?」
これは、多くの方が一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
外壁や屋根のリフォームは、数十万円から場合によっては百万円以上かかる大きな工事。決して失敗できないからこそ、「本当に信頼できる仕様」や「後悔しない選び方」を知っておきたいところです。
今回は、職人直営の塗装専門店「リペイント匠」の代表である久保が、自身の築10年の自宅を例に「もし自分の家を塗り替えるならこうする」という本音のリフォームプランを大公開します。
プロだからこそわかる「長持ちする材料選び」や「予算に応じた優先順位の付け方」など、実際に役立つ考え方をたっぷりと紹介します。
これからリフォームを検討している方、相見積もりをして悩んでいる方にとって、きっと判断の助けになるはずです。長く快適に暮らすための賢い選択とは何か、一緒に見ていきましょう。
目次
プロが選ぶ外壁・屋根リフォームの基本方針とは?
外壁塗装や屋根リフォームにおいて、最初に押さえておきたいのが「どんな考え方で仕様を決めるのか」という基本方針です。リペイント匠の代表が自宅のリフォームを考えるうえで、最も重視したのが次の一点でした。
「次のメンテナンスまで、できるだけ手間がかからない仕様にすること」
この考え方が、すべての選定の軸になっています。
多くの方がリフォームの際、「なるべく安く済ませたい」「とりあえず今だけキレイになればいい」と短期的な視点で考えがちです。しかし、プロの目線では逆。むしろ、多少の初期投資は惜しまない代わりに、長期間にわたって安心できる仕様を選ぶことが、結果的にコストパフォーマンスの高い選択になると考えます。
たとえば、グレードの高い塗料を使えば、塗り替えの頻度は大幅に減らせますし、高耐久の屋根材やコーキングを使えば、劣化や雨漏りの心配も大きく軽減されます。最初にしっかりとした施工をしておけば、次のメンテナンスまで10年〜20年、あるいはそれ以上手をかけずに済むケースも珍しくありません。
つまり、プロが選ぶのは「一時的な安さ」ではなく、「長い目で見た安心と快適さ」。この視点を持っておくことで、工事内容に対する判断もブレなくなります。
【部位別】プロが本気で選んだ仕様とは?
リペイント匠の代表が自宅のリフォームで選んだのは、単なる見た目の改善ではなく「本当に長持ちする仕様」。ここでは、屋根・外壁・コーキング・付帯部・塀など、各部位に対して選ばれた具体的な材料や工法を紹介します。
屋根は「カバー工法」一択
築10年のスレート屋根(カラーベストなど)に対して、あえて塗装は選ばず、カバー工法を採用。これは、多くのご家庭にも当てはまる重要な判断基準です。
スレート屋根に塗装を施しても、下にある防水シートの劣化は改善されず、雨漏りリスクは残ったまま。見た目だけ整えても、根本的な劣化が進んでいる可能性があるため、数年後に再施工が必要になるケースもあります。
そこで選ばれたのが「デクラ屋根システム」という高耐久屋根材。ガルバリウム鋼板に天然石を吹き付けた仕様で、30年保証が付くほどの耐久性。重ね張りで施工するため、既存の屋根を撤去する必要もなく、廃材もほとんど出ません。しかも、遮音性や断熱性にも優れ、実質的なノーメンテナンスが期待できます。
「一度の施工で、長く安心して住める屋根にしたい」。このニーズに最も合致する選択といえるでしょう。
外壁は「超低汚染無機塗料」+白系カラー
外壁の色は現在のグレーから白っぽい色への変更を検討。ここで重視されたのが「汚れにくさ」です。
白系の塗装は清潔感があり人気ですが、一般的な塗料では汚れが目立ちやすく、数年で黒ずんでくるケースも少なくありません。そこで選ばれたのが、アステックペイントの「リファイン」シリーズ(超低汚染無機塗料)。
この塗料は、親水性に優れており、雨が降ることで自然に汚れを洗い流してくれるため、白系の色でもキレイな状態を長く保てるのが特徴です。また、紫外線にも強く、耐候年数が非常に長いため、頻繁な塗り替えが不要になります。
「見た目が美しいだけでなく、メンテナンス性も高い」。外壁に求められる両立を実現する選択です。
見落としがちな「コーキング」は最重要
意外と見落とされがちなのが、外壁の目地やサッシ周りに使われているコーキング(シーリング)の存在です。
いくら塗料の耐久性が高くても、コーキングが先に劣化してしまえば、水の侵入やひび割れが起こり、外壁材自体を傷めてしまうリスクがあります。
そこで選ばれたのが、オート化学工業の「オートンイクシード」。なんと30年相当の耐久性があるとされる、高性能なコーキング材です。通常のシリコン系や変成シリコン系に比べて圧倒的に長持ちし、打ち替えの頻度を大幅に減らせます。
「せっかく良い塗料を使っても、コーキングが先にダメになるのでは意味がない」。そんな現場を知るプロだからこそ、コーキング選びにも一切妥協しません。
ベランダ・付帯部・塀も妥協なし
塗装工事では「屋根と外壁さえやればOK」と思われがちですが、ベランダや雨樋、塀などの付帯部も、家の寿命に大きく関わってきます。
ベランダ防水は、築6年の時点でトップコートの塗り直しを実施済み。FRP防水は紫外線や風雨で徐々に劣化するため、早めの対応が非常に重要です。
付帯部(雨樋・破風板など)には、耐候性の高いフッ素塗料を使用。日差しや雨の影響を受けやすい箇所だからこそ、耐久性を優先した選定。
塀には「ガイナ」という断熱・遮熱・透湿性能に優れた塗料を採用。実際に8年前に施工した塀も、今でもほとんど汚れていないという実績があるため、信頼して使い続けています。
【必見】予算が限られている場合の優先順位の付け方
外壁塗装や屋根リフォームを検討するとき、多くの方が直面するのが「予算の壁」です。
「本当は屋根も外壁も、しっかり良いものにしたいけれど…予算が足りない」という悩みは、決して他人事ではありません。そこで、リペイント匠の代表が実際にお客様に提案しているのが、「優先順位をつけて考える」という方法です。
プロが勧める最優先事項は「屋根」
屋根と外壁のどちらを優先するべきか迷ったとき、プロが口をそろえて言うのはこうです。
「屋根のメンテナンスを最優先してください」
理由はシンプルです。屋根は、家の中で最も過酷な環境にさらされる場所。日射、雨風、雪…自然の影響を最も受けるのが屋根であり、建物全体を守る“盾”の役割を果たしています。
もし屋根に不具合が起これば、室内への雨漏りだけでなく、柱や天井、断熱材にまで影響が及び、修繕費が膨らむリスクもあります。だからこそ、屋根のメンテナンスは最優先にすべきなのです。
では、実際にどんな判断をすればよいのでしょうか?リペイント匠では以下のような考え方を推奨しています。
【プランA】予算に余裕がある場合(理想形)
- 屋根はカバー工法で根本的に対応
- 外壁は超低汚染塗料など高耐久仕様で仕上げる
【プランB】予算が限られる場合(現実的な案)
- 屋根はカバー工法を優先して耐久性を確保
- 外壁はシリコン系など少しグレードを落とした塗料で対応するか、必要最低限に抑える
つまり、「屋根にしっかりお金をかけ、外壁は妥協できる範囲で調整する」というのが、費用対効果を考えたときの最適解といえるのです。
外壁は応急処置で「後回し」も選択肢に
外壁塗装は、経年劣化が進んでもすぐに致命的なトラブルになるとは限りません。特にコーキングのひび割れなどは、軽度であれば緊急性は高くないことも多いです。
しかし、放置しすぎると、雨水が浸入して外壁材が水を吸って内部から劣化するリスクが高まります。特に、窓やサッシまわり、換気口などの「水が入りやすい部分」だけでも応急処置をしておくと安心です。
このように、「今回は屋根をしっかりやって、外壁は次のメンテナンス時期に回す」「外壁は必要最低限の補修にとどめる」といった柔軟な判断も、プロの現場ではよく見られるアドバイスです。
無理にすべてを完璧にやろうとすると、結果的に中途半端な工事になりがち。そうならないよう、メリハリをつけた判断が長く住まいを守るためのポイントです。
プロの視点で見る「後悔しないリフォーム計画」のポイント
ここまで、リペイント匠の代表が「自宅だったらこうする」という前提で選んだ仕様や判断基準をご紹介してきました。
では、実際に自分の家でリフォームを検討するとき、どのように計画を立てればよいのでしょうか?プロの視点から、後悔しないためのポイントを3つにまとめてお伝えします。
「10年後の自分」をイメージして選ぶ
「安く済ませたい」という気持ちは当然ですが、施工が終わった直後の満足感よりも、10年後の自分がどう感じるかを想像して選ぶことが大切です。
たとえば、見た目を重視して安い塗料を選んだ結果、数年で色褪せて再塗装が必要になると、結局はコストがかさみます。それよりも、最初に耐久性の高い塗料や工法を選ぶ方が、精神的にも経済的にもラクになるのです。
将来の自分が「やっておいてよかった」と思える選択をしましょう。
「素材」と「施工内容」の両方にこだわる
リフォームでは、使う材料の名前ばかりが注目されがちですが、同じ塗料や屋根材でも、施工の仕方ひとつで耐久性や仕上がりに大きな差が出ます。
つまり、「いい素材を選べば安心」ではなく、「いい職人に施工してもらえるか」も含めて判断することが重要です。
そのためには以下の点をチェックしましょう。
- 見積書に記載されている材料の正式名称やグレード
- 施工方法の説明があるか
- 保証内容や保証年数
- 施工事例や口コミ、Google評価など
とくに塗装業界では、耐久年数をあいまいにした提案や、塗料の名前だけを強調して価格を釣り上げるケースもあります。「何を、どう施工するか」まで明確に説明してくれる業者かどうかを見極めることが、後悔しない計画には欠かせません。
業者選びは「価格」ではなく「信頼感」
ついつい複数社の見積もりを比較するときに、金額の安さばかりを見てしまいがちです。しかし、本当に見るべきなのは「その価格の中に、何が含まれていて、何が抜けているのか」。
たとえば、極端に安い業者は下地処理やコーキングの打ち替えが入っていないことがあります。逆に丁寧な業者ほど、細かい工程もすべて記載し、必要なコストとして提示しています。
「あとで追加請求された」「思ったよりも早く劣化が進んだ」とならないためにも、価格だけでなく、内容と対応の丁寧さで判断することをおすすめします。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装なら
らどうするかという視点から、具体的な仕様や判断のポイントを紹介しました。
一貫していたのは、「一度の工事で長く安心できる仕様を選ぶ」という方針です。
多少の初期費用がかかっても、将来的に手間やコストを抑えられるとしたら、それは「賢い選択」といえるでしょう。
また、予算が限られている場合も、屋根を優先し、外壁は次回に回すという柔軟な判断や、コーキングや塀などの細部への配慮が、住まい全体の寿命に大きく関わることもお伝えしました。
塗装工事は、見た目だけでなく、建物の保護や住まいの快適さにも直結する大切なメンテナンスです。後悔のない工事計画を立てるためにも、今回のプロの視点を、ぜひあなたのご自宅にも活かしてみてください。
リペイント匠では、診断から最適な塗装プランの提案までお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
奈良県奈良市を中心に、お客様に最適なアドバイスを提供いたします。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
詳しくは、奈良市のショールームの情報をご覧ください。