【奈良市】外壁塗装で後悔しないために|失敗事例からプロが教える見抜き方・防ぎ方【解説動画あり】
こんにちは!リペイント匠の久保です。今日は、「外壁塗装の失敗事例と賢い対処方法」についてお伝えします。
外壁塗装は住まいを守る大切な工事ですが、「思っていた仕上がりと違う」「すぐに色があせてきた」「塗膜が膨れてきた」など、実際にはさまざまな“想定外のトラブル”が起こり得ます。今回の動画では、こうした失敗事例がなぜ起きるのか、どう対処すべきかを、分かりやすく整理して解説しています。
塗装の“失敗”は、工事の知識不足だけでなく、色の見え方や下地の状態など、複合的な理由で起こります。本記事では、代表的な失敗の原因と対処方法を体系的に整理しました。
【この記事でわかること】
- 外壁塗装で起こりやすい失敗とその原因
- 色あせ・膨れ・塗りムラ・色の見え方の違いなど、典型的な事例の仕組み
- 「どこまでが業者の責任で、どこからが判断ミスなのか」の線引き
- 気づいた時点でどう動けばいいのか、トラブルを最小限に抑える方法
- 依頼先に相談する際のポイント
目次
外壁塗装で起こりやすい失敗と基本的な原因

外壁塗装のトラブルは、特定の業者だけに起こるものではなく、施工環境・下地の状態・塗料の特性など、複数の要因が絡み合って発生します。まずは、どのような失敗が起こりやすいのか全体像を整理し、原因の軸を把握しておくことが大切です。
【このパートでわかること】
- よくある5つの失敗(色あせ・膨れ・塗りムラ・色のギャップ・風害)
- 失敗が起きる背景にある「共通する原因の軸」
- 施工ミスと“避けられない現象”の違い
- トラブルに気づいたときの初期対応の考え方
「色が早くあせる」のはなぜ?よくある原因と判断ポイント
外壁塗装で最も多い相談の一つが「想像以上に早く色が薄くなった」というものです。
たとえば、こんなケースがあります。
「半年くらいで色が急にぼんやりしてきて…こんなものですか?」
「まずは下塗りの状態や塗り回数を疑った方がいいかもしれません。色あせには必ず理由がありますよ。」
色あせの主な原因は以下の通りです。
- 規定の塗り回数(3回塗り)が守られていない
- 下塗りや中塗りが薄い
- 速乾を優先した無理な工程
- 塗料の選定ミス(耐候性の低い塗料を使用)
色あせが「工事の問題」なのか、「塗料の特性」によるものなのかを見極めるには、塗り回数・塗膜の厚み・塗料グレードの3つが重要です。
早期に気付いた場合は、必ず工事を依頼した業者に相談しましょう。対応が不十分な場合は、第三者の地元業者に塗り回数のチェックをお願いするのも一つの方法です。
塗膜の「膨れ」は施工ミス?それとも避けられない現象?
塗装後まもなく塗膜が膨れる“膨れ”は、見た目の問題だけでなく、劣化の早期進行にもつながる現象です。
会話でもよく出るケースです。
「小さな風船みたいに、塗膜がぷくっと膨れてきたんです…」
「下地の水分が逃げきれていない可能性が高いですね。」
膨れの主な原因は以下の通りです。
- 下地側に残った湿気・水分
- 高温状態での施工
- 透湿性の低い塗料の選定ミス
- 下地処理の不備(特に膨れが起きやすい部分)
ただし、事前に「膨れやすい環境であること」の説明を受けた上で施工した場合は、完全に業者の責任とは言い切れないこともあります。
膨れが見つかったら、まずは落ち着いて 施工業者に状況確認を依頼することが重要です。
足場解体後に気づく「塗りムラ」はどこまで許容?
塗りムラは、角度による見え方の違いと、本当にムラがある場合の2種類があります。
よくある相談の流れはこうです。
「近くで見るとムラっぽいんですが、これは正常ですか?」
「色や艶の種類によっては角度でムラに見えることがあるので、まずは日中に全体を確認してみましょう。」
ムラが本当に施工ミスで起きている場合、その原因としては
- ローラーの扱いが雑
- 乾燥時間を守らず重ね塗りした
- 塗料を均等にのせられていない
- 艶消し・濃色塗料特有のムラが出やすい性質を理解していない
などが挙げられます。
「見る角度によってムラに見えるだけ」の場合もありますが、
期待していた仕上がりになっていないのであれば、やり直しを求めるべきです。
色の見え方が「イメージと違う」と感じるのはなぜ?
「選んだ色と違う…」というご相談も非常に多いです。
「室内で見たときは落ち着いた色だったのに、外ではかなり明るく見えるんですが…」
「面積が大きくなると、色は強く見えるんです。」
色が違って見える要因は次の通りです。
- 面積効果で色が強く見える
- 日光・影響・周囲の色の影響
- 色見本と外壁の材質の違い
- 塗装面の凹凸や艶の有無による光の反射
このケースでは、「イメージが違う」だけで塗り直しを依頼するのは難しく、塗料代・工事代が再度必要になることが多いです。
色選びの段階で、
- 大きめの色見本
- 実際の外壁に近い素材サンプル
- 日中・夕方の見え方確認
を行うと失敗が防げます。
下塗りが終わり、中塗りがはじまって違和感を覚えたら、すぐに業者へ伝えてください。
風害~足場による「破損トラブル」はなぜ起こる?
足場は家に密着して組むため、強風や予期せぬ揺れで壁に接触し、建物を傷つけてしまうことがあります。
こんな相談もあります。
「足場が強風で揺れて、外壁にキズのような跡がついている気がします…」
「固定具が壁に負荷をかけてしまう場合があります。風の強い日は注意が必要なんです。」
風害は次のような要因で起こります。
- 足場の揺れによる外壁接触
- 養生シートが風を受けて壁に当たる
- 飛来物による衝突
- 施工前から老朽化していた外壁の弱点が風で顕在化
風害の場合、通常は業者の保険で対応できるケースが多いです。外壁に傷・凹み・ひびが確認できた場合、基本的には業者側の補修範囲として判断されます。いずれにせよ、気づいた時点で写真を残す・即連絡するなど、施主側も早めの対応が大切です。
トラブルが起きたときの正しい対処方法

外壁塗装のトラブルは、気づいたあとにどう動くかで結果が大きく変わります。同じ現象でも、記録の残し方や連絡の順番ひとつで、補修がスムーズに進む場合もあれば、原因の特定が難しくなってしまうケースもあります。
「まず何をすればいいのか」「どのように伝えるべきか」を押さえておくことで、余計な負担を避けながら適切な対応ができます。
このパートでは、落ち着いて行動するための考え方をまとめます。
【このパートでわかること】
- 最初にやるべき行動の優先順位
- 業者へ相談するときの伝え方
- 対応してくれない場合の判断基準
- 相談先の選び方と注意点
最初にすべきことは「記録」と「早めの連絡」
トラブルに気づいた瞬間は焦りが出ますが、最初にやるべきことはただ一つ、「事実を残すこと」です。
「膨らみがあったので触ったら、さらに大きく剥がれてしまいました…」
「触らずに写真だけ撮るのが理想です。初期状態が残っているほど原因が特定しやすいんです。」
塗膜の膨れ・剥がれ・汚れなど、どんなトラブルでもまずはスマートフォンで構いませんので、“気づいたそのままの状態”を写真に残します。近くからの写真と、少し離れた位置からの写真の両方があると、状況がより伝わりやすくなります。
写真が撮れたら、可能な範囲で「いつ気づいたのか」もメモする程度で十分です。そのうえで、施工した業者へ落ち着いて連絡し、現地確認を依頼します。
大事なのは、触らない・剥がさない・拭かないということ。
初期状態を保つほど、補修方法の判断が正確になります。
業者への伝え方は「事実を整理して淡々と」
業者に相談するときは、感情よりも事実を優先して伝えると誤解がなく、スムーズに話が進みます。
「2階の窓下に直径3センチほどの膨れがありました。今朝気づいたので写真も撮っています。確認していただけますか?」
このような伝え方だと、“どこで・どの程度・いつ発見したのか” が明確になり、業者が状況を理解しやすくなります。
もし返答が曖昧で「また連絡します」といった濁した表現が続く場合は、
「いつごろ見に来てもらえそうでしょうか?」
と期限の目安を確認すると、自然に対応が前へ進みます。
業者が対応してくれないときの判断ポイント
まれに、明らかに施工が原因だと思われるケースでも、業者の対応が遅かったり、説明が不十分なまま放置されてしまうことがあります。
「これは光の加減ですね。しばらく様子をみてください」
「現地確認は早くて数週間後になります」
こうした返答が続く場合、“施工ミスの可能性が高いのに、はぐらかされている” という判断も必要です。明らかな塗りムラや、短期間での色あせ、広範囲の膨れなどは、施工側の責任となるケースが多く、基本的には補修ややり直しの対応が行われるべき内容です。
一方で、台風・暴風などの天候が原因と考えられるケースや、もともとの外壁材に大きな弱点があった場合は、自然現象の影響と判断されることもあります。
もし業者の対応に不信感がある場合は、消費者センターや、地元の第三者業者へ状況確認を依頼するという選択肢もあります。第三者に見てもらうだけで、施工内容の透明性が大きく高まります。
外壁塗装でよくある質問(対応編)
最後に、トラブル発生後によく寄せられる質問を、読みやすさを優先してまとめます。
「色がイメージと違いましたが、無料で塗り直しになりますか?」
——基本的には施主都合の場合は有料になることが多く、明らかな色間違いなど業者側のミスのみ無償になる場合があります。
「膨れはすべて施工ミスですか?」
——下地の水分や環境要因で起こることもあり、必ずしも施工ミスとは限りません。。
「対応が悪い業者は変えたほうがいい?」
——説明のわかりやすさ、対応の早さ、責任の取り方。この三つが判断基準になります。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装のことならリペイント匠へ

本記事では、外壁塗装で起こりやすい失敗と、その背景にある原因、そしてトラブルに気づいたときの正しい対処方法についてお伝えしました。
外壁塗装は10年に一度の大きな工事だからこそ、色の見え方や下地の状態、施工手順のわずかな差が、仕上がりの品質に大きく影響します。「少しでも気になった段階で伝えること」「初期状態のまま記録を残すこと」「誠実に対応する業者を選ぶこと」。この三つを意識していただければ、大きなトラブルを避けやすくなります。
私たちリペイント匠は、奈良市エリアを中心に年間1,000件を超える施工を行い、Google口コミでは★4.8を800件以上いただいています。工事後の保証は7年〜16年、定期点検は20年にわたって計8回。そのうえ、業界では珍しい「塗り替え保証」や、完成後の色に納得いただけない場合の再塗装にも対応しています。
代表の久保は「10年に一度の塗り替えを通じて、地元のお客様の幸せを実現することが使命」と考えており、その思いは全社員に浸透しています。私たちは“どこよりも丁寧に、どこよりも親切に”を徹底し、お客様にとって後悔のない塗装工事を提供することに全力で取り組んでいます。
外壁で気になることがありましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。




























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