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【奈良市】家を売却する前に外壁塗装は必要?やるべきかどうかを見極める方法【解説動画あり】
こんにちは!リペイント匠の久保です。
今日は「家を売却する際に外壁塗装をした方が良いのかどうか」というテーマでお話したいと思います。
家を売却する際に、外壁塗装をすべきかどうか迷われる方は多いのではないでしょうか?特に、長年住んだ家を手放す際、「見た目を良くした方が高く売れるのでは?」と考える方も多いでしょう。
しかし、必ずしも外壁塗装が必要なわけではありません。売却予定の家の状態や築年数、売却方法によっては、外壁塗装をしない方が良い場合もあります。
本記事では、家を売却する際に外壁塗装をすべきケースとすべきでないケースについて解説し、売却時の判断基準をお伝えします。
目次
外壁塗装をしない方が良いケース
外壁塗装をすれば、家の見た目は良くなりますが、場合によっては不要なコストになってしまうこともあります。特に、築年数が古い家や売却予定が近い場合、外壁塗装をしても売却価格に大きな影響を与えない可能性があります。
ここでは、外壁塗装をしない方が良いケースを具体的に説明します。
築年数が古く、土地の価格で売却する場合
築50年以上の古い家の場合、建物の価値がほぼゼロに近く、土地としての価値で売却するケースが一般的です。このような場合、購入者は建物を解体して新築を建てる可能性が高いため、外壁塗装をする意味はほとんどありません。
また、築年数が古い家は、耐震基準が現在のものと異なるため、購入者がリフォームを検討する前提で購入することが多いです。特に、築40年以上の家では、大規模なリノベーションや耐震補強が必要になるケースもあります。そのため、外壁塗装をして見た目を整えたとしても、購入希望者が建物の構造自体に手を入れる可能性が高く、結果的に無駄な出費となることがあります。
さらに、こうした古い住宅は、売却時に「古家付き土地」として販売されることが一般的です。「古家付き土地」として売り出す場合、購入者は最初から解体費用を考慮して価格を判断するため、外壁塗装を施しても売却価格が大きく上がることは期待できません。
売却予定が3年以内の場合
外壁塗装の耐久年数は約10〜15年とされていますが、売却予定が3年以内である場合、外壁塗装をしてもその恩恵を長期間受けることができません。短期間での売却を前提にするならば、余計な費用をかける必要はないでしょう。
また、売却においては購入者の第一印象が重要ですが、軽微な汚れや劣化程度であれば、ハウスクリーニングや部分補修で対応することも可能です。特に、外壁に大きなダメージがない場合は、塗装ではなく掃除や修繕に費用をかける方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
さらに、売却活動に入ってから外壁塗装を行うと、作業期間中に内覧が制限され、売却の機会を逃す可能性もあります。売却までの期間が短い場合は、外壁塗装よりもスムーズな販売戦略を優先する方が得策です。
外壁塗装をした方が良いケース
外壁塗装は、売却に有利に働く場合もあります。家の状態によっては、塗装を施すことで物件の魅力が増し、スムーズな売却につながることもあります。特に、見た目の印象が重要な中古住宅市場では、綺麗に手入れされた物件の方が購入希望者の関心を集めやすいです。
ここでは、外壁塗装をすべき具体的なケースを紹介します。
売却価格を上げたい場合
現在、多くの人がインターネットを利用して中古物件を探します。その際、見た目が綺麗な物件はクリック率が上がり、閲覧数も増えます。結果として内覧希望者が増え、売却しやすくなるのです。
また、外壁が綺麗に保たれている家は、購入希望者に「しっかりとメンテナンスされている家」という印象を与え、信頼感につながります。逆に、外壁が汚れていたり、ひび割れが目立っていたりすると、「他の部分も劣化しているのでは?」と不安を抱かせ、購入をためらわせる要因となります。
さらに、綺麗な外観は、周辺の物件と比較しても競争力を高めることができます。中古住宅市場では、多くの物件が同じ価格帯で競い合うため、視覚的な印象が強く影響を与えます。外壁塗装を行うことで、同じ価格帯の競合物件と比べて優位に立ち、購入希望者の選択肢に入りやすくなるのです。
雨漏りや外壁の劣化がある場合
外壁にひび割れがある、チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が付く)、塗膜の膨れ、コケやカビが発生している場合、購入希望者に悪い印象を与えます。こうした劣化を放置すると、建物の内部にも影響を及ぼし、雨漏りの原因になることがあります。
雨漏りが発生すると、室内の壁や天井にシミができるだけでなく、構造材が腐食し、最悪の場合は修繕に多額の費用がかかる可能性があります。こうしたダメージがあると、購入希望者は修繕費用を考慮して価格交渉を進めるため、売却価格が大幅に下がるリスクもあります。
そのため、外壁の劣化が進んでいる場合は、売却前に適切な補修や塗装を行い、建物の価値を維持することが重要です。
資産価値を維持したい場合
家を売却する予定がなくても、将来的な資産価値を考えるなら、定期的な外壁塗装は欠かせません。外壁のメンテナンスを怠ると、劣化が進み建物全体の寿命を縮めてしまいます。特に、築年数が浅い家や、今後も長く住む予定のある家では、資産価値を維持するために外壁塗装が重要になります。
外壁は風雨や紫外線によるダメージを受け続けるため、適切なタイミングでの塗装が必要です。例えば、チョーキング現象(外壁を触ると白い粉が付く)、ひび割れ、カビやコケの発生などが見られたら、塗装を検討する時期です。これらの劣化を放置すると、外壁材の内部に水が浸入し、最悪の場合は外壁の張り替えが必要になることもあります。
また、外壁塗装を適切に行うことで、将来的に売却する際の評価額を高めることができます。見た目が綺麗でメンテナンスが行き届いた家は、購入希望者にとって魅力的に映りやすく、売却価格の維持や向上につながります。
特に、定期的なメンテナンスが行われている家は、「手入れの行き届いた家」という印象を与え、購入者の安心感を高める要因となります。そのため、売却時の価格交渉でも有利に進めることができるでしょう。
外壁塗装をする際の注意点
外壁塗装を行う際には、単に見た目を良くするだけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。選ぶ塗料や色によっては、売却時の印象が大きく変わるため、慎重に決めることが大切です。また、外壁塗装には一定の費用がかかるため、売却による価格アップとのバランスを考えることも重要です。
ここでは、外壁塗装をする際に注意すべきポイントについて解説します。
色選びは慎重に
外壁塗装の色選びは、家の印象を大きく左右します。売却を前提にする場合、万人受けする色を選ぶことが重要です。奇抜な色や個性的すぎるデザインにすると、購入希望者の好みと合わない可能性があり、売却が難しくなることがあります。
おすすめの色としては、ベージュ、グレー、ホワイト系などの落ち着いた色が挙げられます。これらの色は清潔感があり、どの年代の購入者にも好まれやすいため、売却時に有利に働くでしょう。
また、周囲の住宅との調和も考慮する必要があります。近隣の家と極端に異なる色を選ぶと、周囲の景観と合わず、購入希望者に違和感を与えてしまうことがあります。住宅街の統一感を意識した色選びが大切です。
さらに、外壁塗装の仕上がりにはツヤの有無も影響します。ツヤありの塗料は光沢があり高級感を演出できますが、ツヤなしの塗料は落ち着いた印象を与えます。売却を意識する場合は、ツヤを抑えた自然な仕上がりの塗料を選ぶのが無難でしょう。
費用対効果を考慮する
外壁塗装を行う際には、その費用が売却価格の向上に見合うかどうかを慎重に検討する必要があります。一般的に、外壁塗装には100万円以上の費用がかかることが多く、必ずしもその投資が売却価格の上昇につながるとは限りません。
特に、築年数が古い家や、売却予定が間近な家では、塗装にかけた費用を回収できる可能性が低いため、慎重な判断が求められます。一方で、築20~40年程度の家であれば、外壁塗装を行うことで「しっかりメンテナンスされた家」として評価され、購入希望者に良い印象を与えやすくなります。
また、塗装の種類やグレードによっても費用対効果は異なります。高級な塗料を使用すると耐久性は向上しますが、売却予定の家ではそこまでのクオリティは求められない場合もあります。一般的なシリコン塗料やラジカル制御型塗料など、コストパフォーマンスの良い塗料を選ぶことで、適度なメンテナンス効果を維持しながらコストを抑えることができます。
まとめ~奈良市の外壁塗装・屋根塗装なら
今回の記事では、「家を売却する際に外壁塗装をした方が良いのかどうか」というテーマで詳しくお伝えしました。
家を売却する際、外壁塗装をするかどうかは、家の状態や売却方法によって判断する必要があります。築50年以上の家や、土地として売却する場合は外壁塗装をしない方が良いですが、築50年以内の家であれば、資産価値を維持するために外壁塗装を検討するのが良いでしょう。また、見た目を良くすることで売却しやすくなるため、劣化が進んでいる場合は塗装を行うのがおすすめです。
もし、外壁塗装に関する具体的な金額や施工方法について詳しく知りたい場合は、専門業者に相談してみましょう。
リペイント匠では、診断から最適な塗装プランの提案までお手伝いいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。外壁塗装や屋根塗装に関する疑問や質問などございましたら、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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