屋根カバー工法の手順を10ステップで徹底解説|伊勢市の職人直営店がわかりやすく紹介【解説動画あり】

屋根カバー工法の手順を10ステップで徹底解説|伊勢市の職人直営店がわかりやすく紹介【解説動画あり】

こんにちは!リペイント匠の久保です。
今日は、「屋根カバー工法の手順や施工方法」についてお伝えします。

「屋根カバー工法ってどんな工事なの?」「どんな流れで進むの?」といったご質問をお客様からよくいただきます。たしかに屋根の上で行う作業は見えにくく、どんなことをしているのか分かりづらいですよね。

「屋根の張り替えとどう違うんですか?」
「費用を抑えながら、ちゃんと長持ちするんでしょうか?」
こうした疑問を持たれている方に向けて、この記事では屋根カバー工法の全10ステップをわかりやすく解説します。

 

【この記事でわかること】

  • 屋根カバー工法の基本構造と仕組み
  • 10ステップに分けた施工の流れと目的
  • 各工程で職人が注意しているポイント
  • 仕上げ・保証までの全体像
すぐに理解できる屋根カバー工法の手順、施工方法や工程

屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法とは?

屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上に新しい屋根材をかぶせるリフォーム方法です。近年では「葺き替えより費用を抑えながら耐久性を高められる」として人気が高まっています。

【このパートでわかること】

  • 屋根カバー工法の基本的な仕組み
  • 葺き替え工法との違い
  • 向いている住宅と注意点

 

屋根カバー工法の基本

「屋根のカバー工法って、古い屋根の上にそのまま新しい屋根を載せるだけですか?」
「はい。既存の屋根を撤去せず、その上に新しい金属屋根材を重ねる方法です。」

カバー工法では、既存の屋根が下地の役割を果たします。

そのため、撤去費用や廃材処理費用が不要で、コストを抑えられるのが大きな特徴です。また、既存屋根と新しい屋根材の二重構造になることで、断熱性・遮音性が向上します。

さらに工事期間も短く、一般的な戸建て住宅では約5~7日程度で完了します。天候に左右されることはありますが、ほとんどの場合1週間以内で仕上がります。

 

葺き替え工法との違い

「葺き替えとどう違うんですか?」
「葺き替えは古い屋根材をすべて撤去して新しい屋根を設置する方法。カバー工法は、その上に“重ねる”施工です。」

葺き替え工法は、屋根下地(野地板)まで点検・交換できるため、劣化が激しい場合には有効です。一方で、廃材処理や解体の手間がかかるため、費用は高くなりがちです。

それに対してカバー工法は、下地が健全な場合に適したリフォームです。費用は葺き替えの6〜7割程度で済み、さらに居住中でも施工が可能なため、生活への支障もほとんどありません。

 

屋根カバー工法が向いている住宅

「うちの家もカバー工法でできるんでしょうか?」
「はい。多くのスレート屋根や金属屋根の住宅で施工可能です。ただし、下地の状態確認が必要です。」

以下のような条件に当てはまる場合、カバー工法が有効です。

  • 築10年以上で、屋根の色あせやコケが目立ってきた
  • 雨漏りはないが、将来的に心配している
  • 費用を抑えながら屋根の寿命を延ばしたい
  • 夏の暑さ・冬の寒さを改善したい

ただし、屋根下地(野地板)や垂木が腐食している場合は、カバー工法ではなく葺き替え工法をおすすめするケースもあります。リペイント匠では、施工前にドローン調査・目視点検・計測を行い、最適なリフォーム方法をご提案しています。

 

屋根カバー工法の手順(全10ステップ)

屋根カバー工法の手順(全10ステップ)

屋根カバー工法は、見た目の仕上がりだけでなく、防水性・耐久性を左右する繊細な作業です。ここでは、リペイント匠が実際に行っている10の工程を順を追って解説します。

【このパートでわかること】

  • 屋根カバー工法の全体の流れ
  • 各ステップの目的と注意点
  • 職人が大切にしている施工ポイント

 

ステップ1:足場の設置と高圧洗浄

「最初に洗浄から始めるのはなぜですか?」
「屋根の表面を清潔にしないと、防水シートがしっかり密着しないからです。」

まず、安全な作業環境を確保するために足場を設置します。その後、屋根表面のコケ・ホコリ・旧塗膜などを高圧洗浄で徹底的に洗い流します。これにより、次に貼る防水シート(ルーフィング)の密着性を高め、施工後の雨漏りを防止します。

※高圧洗浄の際にはお客様宅の水道をお借りします。水道代は1,000円前後加算される場合があります。

 

ステップ2:既存板金(棟板金)の解体

「古い板金はそのまま使えませんか?」
「錆びや浮きがあると、そこから雨水が侵入するリスクがあるため交換が必要です。」

屋根の頂上にある「棟板金(むねばんきん)」をはじめ、古い板金部分をすべて撤去します。ここを丁寧に取り外しておかないと、新しい屋根材が正しく収まらず、防水性も低下します。

 

ステップ3:軒先水切りの取り付け

「水切りって何のためにあるんですか?」
「雨水を正しい方向へ導き、軒先から雨樋へ流すための大切な部材です。」

屋根の先端に新しい軒先水切りを取り付けます。固定したビス部分は必ずコーキングで防水処理を行い、雨水の侵入を防ぎます。この工程が不十分だと、のちに雨漏りや腐食の原因になるため、職人が細部までチェックします。

 

ステップ4:ルーフィング(防水シート)張り

屋根全体の防水性能を左右する最も重要な工程です。
リペイント匠では、釘を使わず粘着力で密着させる「粘着タイプのルーフィング(田島ルーフィング製など)」を採用しています。屋根に余計な穴を開けずに貼り付けられるため、雨漏りリスクを極限まで低減します。

施工の際は下から上へ順に貼り重ね、重なり部分をしっかりと圧着。こうすることで雨水が逆流しない構造になります。

 

ステップ5:ケラバ水切りの取り付け

「ケラバってどの部分のことですか?」
「屋根の側面、つまり“妻側”と呼ばれる端の部分です。」

ケラバ部分に専用の水切り板金を取り付け、雨水が横から侵入するのを防ぎます。屋根形状によってはケラバがない住宅もありますが、ある場合はこの工程が非常に重要です。ビス頭にはすべてコーキングを施し、固定と防水を両立させます。

 

ステップ6:谷板金の取り付け

「谷板金って、どこに使われるんですか?」
「屋根の面と面がぶつかる“谷”の部分です。雨水が集中する場所なので、防水処理がとても大事です。」

谷板金は、屋根の水が最も多く流れる部分に設置されます。そのため、ビス頭や板金のサイド部分にコーキングを打ち、防水処理を徹底。この処理を怠ると、数年後に雨漏りが発生するリスクが高まります。

 

ステップ7:壁際水切りの取り付け

屋根が外壁と接する「壁際部分」にも水切り板金を設置します。
この部分は雨水の侵入リスクが高いため、コーキングで釘穴やジョイント部をすべて塞ぎます。職人が細かく確認しながら施工することで、屋根と外壁の取り合い部分からの浸水を防ぎます。

 

ステップ8:屋根葺き

「いよいよ屋根を張る作業ですね?」
「はい。ここが屋根カバー工法のメイン工程です。」

軒先(下側)から棟(上側)に向かって、新しい屋根材を一枚ずつ丁寧に葺き上げていきます。最初の一段目は特に重要で、軒先と上端部をしっかりビス留めして固定します。施工の精度が仕上がりの美しさと耐久性に直結するため、慎重に作業を進めます。

 

ステップ9:棟・隅棟の取り付け

屋根材をすべて葺き終えたら、屋根の頂上部分に棟板金と隅棟を取り付けます。まず下地となる貫板(ぬきいた)を設置し、専用ビスで固定。その上に板金をかぶせて防水処理を施します。棟部分は風の影響を最も受けやすいため、確実な固定と丁寧なコーキングが欠かせません。

 

ステップ10:換気棟の設置

「換気棟って、どんな役割があるんですか?」
「屋根裏の湿気や熱気を外に逃がして、結露を防ぐ役割があります。」

換気棟は屋根の頂上に取り付ける通気部材で、屋根裏にこもった熱気を排出します。
これにより、夏場の室温上昇を抑え、結露やカビの発生を防止。もともと換気棟がなかった住宅でも、屋根に開口部を設けて新規取り付けが可能です。

 

【屋根カバー工法】最終仕上げとリペイント匠のこだわり

最終仕上げとリペイント匠のこだわり

屋根カバー工法は、屋根材を葺き終えたら完了……ではありません。リペイント匠では「施工後の仕上げ」や「見えない部分の品質管理」まで徹底しています。
ここでは、最終的な補修作業から保証・技術へのこだわりまでを紹介します。

【このパートでわかること】

  • 美観を整えるタッチアップ補修の目的
  • 強風対策と施工技術の追求
  • メーカー保証と高耐久素材の特徴

 

タッチアップ補修で美観と耐久性を両立

「ビスの跡や細かいキズは、そのまま残るんですか?」
「いいえ。最終仕上げとして“タッチアップ補修”を行います。」

屋根材の取り付け後、ビス頭などの細部に同色の専用塗料を塗り、仕上がりの見た目を整えます。この塗料には、屋根材と同じように石粒(フレーク)が含まれており、自然な質感を再現できます。また、金属部の防錆効果もあり、屋根の美観と耐久性を長期間保ちます。

※経年により補修箇所の石粒が多少取れる場合がありますが、性能への影響はありません。
こうした正直な情報開示も、リペイント匠が信頼される理由のひとつです。

 

強風対策と施工技術の追求

「最近の台風でも大丈夫ですか?」
「はい。リペイント匠の施工は、風速70メートルにも耐えられる仕様です。」

屋根材や棟板金の固定には、高耐久ビスと独自の締め付け方法を採用しています。強風でも浮き上がらないよう、風圧を分散させる構造設計と確実な固定を徹底。

さらにリペイント匠では、将来的な目標として「屋根に穴を一切開けずに施工できるカバー工法」の実現を目指しています。これにより、より長寿命で雨漏りリスクのない屋根を提供できるよう、技術開発を進めています。

 

メーカー保証と高耐久屋根材

「どのくらい長持ちするんですか?」
「屋根材そのものに、耐久30年以上・美観10年以上のメーカー保証が付いています。」

リペイント匠で使用している屋根材は、紫外線や酸性雨にも強い高耐久仕様です。さらに、施工自体にもメーカー保証が適用されるため、工事後も安心してお住まいを維持できます。

また、定期点検やアフターフォローも実施しており、施工完了後もお客様の住まいを長く見守る体制を整えています。

 

まとめ~伊勢市の外壁塗装・屋根塗装のことならリペイント匠

伊勢市の外壁塗装・屋根塗装のことならリペイント匠

本記事では、屋根カバー工法の流れを10のステップに分けて詳しく解説しました。屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材をかぶせることで、費用を抑えながら耐久性や防水性、断熱性を高められるリフォーム方法です。

足場設置から高圧洗浄、ルーフィング施工、棟板金の取り付け、そして最終仕上げまで、どの工程にも確かな意味があります。特にリペイント匠では、粘着式ルーフィングによる防水性能の向上や、風速70メートルにも耐えられる強固な固定方法など、見えない部分にこそ職人の技術とこだわりを注いでいます。

施工後は、専用塗料を使ったタッチアップ補修で細部まで美しく仕上げ、使用する屋根材には「美観性10年以上・耐久性30年以上」のメーカー保証を付帯。さらに、完成後の工事保証や定期点検体制も整えており、施工後も長く安心して暮らせる住まいをお守りしています。

株式会社リペイント匠は、伊勢市を中心に年間1000件を超える施工実績を誇る外壁・屋根塗装の専門店です。おかげさまで、Google口コミ★4.8・800件以上という高い評価を頂いております。創業以来20年以上、地域密着で一件一件の現場に誠実に向き合い、塗装・屋根リフォームのすべてに責任を持って対応してきました。

また、施工後には7年〜16年の保証制度と1年・3年・5年・7年・10年・12年・15年・20年の計8回にわたる定期点検を実施。業界初の「塗り替え保証」も導入し、完成後の色に納得がいかない場合は再塗装を行うという姿勢で、お客様の満足を最優先に考えています。

代表の久保信也は、「スタッフ全員が社会のお役に立てる生き方をしてほしい」との想いを胸に、地域に根ざした塗装店として歩み続けてきました。「10年に一度の塗り替えを通して、地元のお客様の幸せを実現していくことが私たちの使命」との言葉どおり、リペイント匠は“どこよりも丁寧に、どこよりも親切に”という理念のもと、全社員一丸となって取り組んでいます。

これからも伊勢市を中心に、地域の皆さまの大切な住まいを守り続けるために、技術と心を磨き続けてまいります。

屋根の劣化や雨漏りなどが気になる方は、まずはお気軽にリペイント匠へご相談ください。無料の屋根・外壁診断を通して、お住まいに最適なプランをご提案いたします。三重県伊勢市をはじめ、四日市市、亀山市、津市、松阪市、松阪市、伊賀市、志摩市、名張市、いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。

詳しくは、伊勢市のショールームの情報をご覧ください。

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・志摩市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・いなべ市・名張市・伊賀市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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