
【鈴鹿市】夏の外壁塗装中にエアコンは使える?ネットの噂を塗装のプロが徹底解説【解説動画あり】
こんにちは!リペイント匠の久保です。
今回は、外壁塗装工事中のエアコン使用に関する注意点について解説したいと思います。
夏場の外壁塗装を検討している方の中には、「工事中にエアコンは使えるのか?」という疑問をお持ちの方が多いのではないでしょうか。特に猛暑の時期には、エアコンが使えないと生活に支障が出てしまうため、事前に確認しておきたいポイントです。
本記事では、外壁塗装工事中のエアコン使用の可否や注意点、さらに夏場特有の塗装工事に関する情報について詳しく解説します。
目次
外壁塗装の工事中でもエアコンは使えるの?
結論からお伝えすると、外壁塗装工事中でもエアコンは基本的に問題なく使用することができます。夏場の塗装工事では、エアコンの使用可否が気になるところですが、ほとんどの場合、通常通りの使用に支障はありません。とはいえ、一部のケースでは注意が必要です。以下で、具体的な注意点や例外について詳しく解説します。
通常の塗装工事ではエアコン使用は問題なし
一般的な住宅の外壁塗装工事では、ローラーを使って塗装を行うため、エアコンの使用に大きな影響はありません。工事中も室外機は養生されず、そのまま運転可能な状態を保つことができます。
ただし、バルコニーの床を塗装している際には注意が必要です。エアコンから出る排水(ドレン水)が、塗りたての床に落ちることで塗装面に水跡がついたり、塗料の乾燥に悪影響を与えたりする可能性があります。このような場合には、一時的にエアコンの使用を控えていただくことがあります。
また、工事の工程やスケジュールによっては、エアコン使用の影響を最小限に抑えるため、作業時間を調整することも可能です。たとえば、日中在宅されていてエアコンの使用を継続したい場合は、事前に業者へ相談することで、作業の順番を変更するなど柔軟な対応をしてもらえることが多いです。
吹き付け塗装時は注意が必要
例外として、「吹き付け塗装」を行う場合には、エアコンの使用が制限されることがあります。吹き付け塗装では、塗料の細かな粒子が広範囲に飛散するため、室外機全体をビニールで覆って養生する必要があります。この状態では、エアコンの室外機が正常に給排気を行えず、エアコンの使用が一時的に不可能になる場合があります。
ただし、現在の住宅塗装において、吹き付け塗装は一般的ではなく、ほとんどの現場でローラー塗装が採用されています。したがって、通常の塗装工事でエアコンが使えなくなることは稀であると言えます。
インターネット上で「塗装中はエアコンが使えない」という情報が見受けられるのは、こうした特殊な工法に基づいたケースがあるからです。実際の状況は住宅ごと、工事内容ごとに異なりますので、まずは業者に確認することが大切です。
エアコン以外の設備は使えるの?
外壁塗装工事中は、エアコン以外の温水器や換気扇などといった家庭内設備についても不安を感じる方が多いと思います。結論から言えば、これらの設備についても基本的には通常通り使用できます。
温水器は、塗装工事中でも問題なく使用することができます。外壁塗装では、設備が塗料で汚れないように「養生」と呼ばれるビニールカバーなどで保護する作業を行いますが、温水器の場合、給排気口や安全に関わる部分は塞がずに養生します。
そのため、普段通りにお湯を使うことができ、生活に大きな支障はありません。施工業者も、安全面に十分配慮しながら作業を進めるため、安心して使用いただけます。
換気扇についても、基本的には通常通り使用することができます。キッチンや浴室など、住宅にはさまざまな換気設備がありますが、これらも塗装中に養生される際、排気機能が損なわれないよう配慮されます。
夏場特有の外壁塗装の注意点
夏場に外壁塗装を行う場合、暑さによる体調管理はもちろんのこと、塗装工事自体にもいくつか特有の注意点があります。特に気になるのは「塗料の臭い」と「換気のしづらさ」ではないでしょうか。快適に過ごすためには、夏場の塗装ならではの特徴を理解し、事前に対策を取っておくことが大切です。
塗料の臭いに注意
外壁塗装では、外壁部分に「水性塗料」が使用されることが一般的です。水性塗料は、臭いが比較的少なく、人体への影響も軽微なため、夏場でも安心して使用できます。
しかし、外壁以外の「付帯部分」――たとえば、雨樋(あまどい)、破風板(はふいた)、鉄部などには、耐久性を重視して「溶剤系塗料(油性)」が使われることが多く、この塗料には特有の強い臭いがあります。
このため、工事中には塗料の臭いが室内に入ってくることがあります。特に、換気扇を使用したり、窓を開けたりすることで、臭いが気になる場面も出てきます。臭いに敏感な方、ご家族に小さなお子様や高齢者がいる場合は、事前に業者に相談し、作業のタイミングや順番を工夫してもらうことをおすすめします。
窓開け換気の制限
夏場は暑さが厳しく、エアコンを使いながらも、できるだけ自然の風を取り入れて過ごしたいという方も多いでしょう。しかし、塗装工事中は「窓開け換気」にも制限が生じます。塗料の飛散を防ぎ、室内への臭いの流入を抑えるため、工事期間中は基本的に窓を閉めていただくことになります。
どうしても換気をしたい場合は、1〜2箇所の窓に限って少しだけ開けるなど、限定的な対応でお願いすることが一般的です。特に夏場は、閉め切った状態で過ごすのが辛いという方もいらっしゃるかと思います。その場合、エアコンを積極的に活用するか、可能であれば塗装時期を春や秋、あるいは冬にずらすことも選択肢の一つです。
夏場以外でも注意したい塗装工事のポイント
外壁塗装は、夏場に限らず1年を通じて行われます。そのため、季節を問わず共通して注意しておきたい点もいくつかあります。特に「騒音」や「駐車場の使用制限」、そして「窓の開閉制限」など、生活に関わる部分については事前に把握しておくことで、ストレスを減らし、工事中も安心して過ごすことができます。
工事に伴う騒音への配慮
外壁塗装工事では、どうしても避けられない騒音があります。たとえば、工事初日の「高圧洗浄」の音は非常に大きく、洗浄機のモーター音と水が外壁に当たる音が数時間続きます。また、「足場の組み立て・解体」時には、金属がぶつかる大きな音が発生します。これらは、近隣住民への配慮が必要となる場面でもあります。
特に夜勤などで日中に休息を取る方や、小さなお子様がいるご家庭では、事前に業者と騒音について打ち合わせておくと安心です。作業時間を調整したり、高圧洗浄の日程をあらかじめ知らせてもらったりすることで、心の準備ができ、余計なトラブルも防げます。
一時的に駐車場が使えない場合も
塗装工事では、足場の組み立てや解体、高圧洗浄などの際に、作業車両が出入りすることがあります。また、足場の設置スペースを確保するために、自宅の駐車場を一時的に使用できなくなるケースもあります。これは安全面を確保するために必要な措置です。
そのため、事前に車の移動が必要になる日や時間帯を確認し、必要に応じて近隣のコインパーキングを利用するなどの対応を考えておきましょう。工事の進行に合わせて、柔軟に対応することで、無理なく日常生活を送ることができます。
外壁塗装におすすめの時期は?
外壁塗装を検討する際、「どの季節に塗装をすれば良いのか?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。塗装の仕上がりや工事期間、また生活への影響を考えると、季節選びはとても重要です。ここでは、それぞれの季節の特徴と、おすすめの塗装時期について詳しく解説します。
春・秋が人気の理由
外壁塗装のベストシーズンとして多くの方に選ばれているのが「春」と「秋」です。その理由は、気温や湿度が安定しているためです。塗料は乾燥する過程でその性能を発揮するため、温度や湿度の影響を受けやすいのですが、春と秋はこれらの条件が整っていることが多く、塗装に最適な環境と言えます。
また、天候が比較的安定しているため、雨による工事の中断が少なく、スムーズに工事が進みやすいのも大きなメリットです。そのため、予約が集中しやすい季節でもあるので、早めの計画が必要になります。
冬の塗装も実はおすすめ
あまり知られていませんが、「冬」も塗装に適した季節のひとつです。冬は空気が乾燥しており、湿度が低いため、塗料の乾燥が早く、仕上がりも良好になることが多いです。また、春や秋に比べて施工業者のスケジュールが比較的空いているため、希望する時期に工事を依頼しやすく、丁寧な対応を受けやすいという利点もあります。
ただし、気温が5℃以下になると、塗料の乾燥に影響が出る可能性があるため、日中の気温が安定している地域や天候の日を選んで工事を進めることが大切です。施工業者は、その日の気温や湿度を見ながら適切な判断をしてくれるので、安心して任せることができます。
梅雨や真夏は避けた方がよい場合も
逆に「梅雨」や「真夏」は、塗装工事に不向きな時期と言われることが多いです。梅雨時は湿度が高く、雨天が多いため、塗料の乾燥が遅れたり、工期が延びたりするリスクがあるからです。また、真夏は高温によって塗料が急速に乾燥し、ひび割れなどの不具合が懸念されます。
とはいえ、最近の塗料は高温や湿度にもある程度対応できるよう改良されており、施工管理を徹底することで問題なく塗装できる場合がほとんどです。どうしてもこの時期にしか工事ができないという方は、実績のある業者に依頼し、注意点を共有しながら進めるようにしましょう。
まとめ〜鈴鹿市の外壁塗装・屋根塗装ならリペイント匠にご相談を!
本記事では、夏場の外壁塗装中にエアコンは使用できるのか、また工事中の注意点について詳しくお伝えしました。
基本的にエアコンは問題なく使用可能ですが、バルコニー塗装時など、一時的に使用を控えていただく場面があることもご理解いただけたと思います。また、臭いや騒音、窓の開閉制限など、工事中の生活に関わるポイントも事前の確認が重要です。
外壁塗装を快適に進めるためには、業者との丁寧な打ち合わせが欠かせません。疑問や不安はそのままにせず、気になることは遠慮なく相談しましょう。納得したうえで工事を進めることで、安心して理想の住まいを実現することができます。ぜひ、この機会に塗装工事のタイミングを前向きにご検討ください。
三重県鈴鹿市をはじめ、志摩市、津市、亀山市、伊勢市、松阪市、四日市市、伊賀市、いなべ市、名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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