外壁塗装 親水性

親水機能とは?塗料の優れた機能について伊勢市のプロが徹底解説

アステックペイント リペイント匠 外壁塗装

外壁や屋根に活用される塗料には『親水性』と呼ばれる機能があります。

 

親水性とは、雨から外壁や屋根を守る機能のひとつで、防水性を高めて雨漏りや内部の腐食を防ぎ、建物そのものの防水性を高めるものであると言えます。

 

そもそも建物は、木造であっても鉄筋であっても水に弱い性質を持っているため、雨が降った時には内部に雨水が浸入しないような構造になっています。

 

特に外壁や屋根は、自然にさらされている状態であるため、風雨の際にはまともに影響を受けてしまいます。

 

外壁材や屋根材は頑丈ではありますが、水そのものには強いとは言えませんので、塗料を塗装することによってコーティングし、建材を守っているのです。

 

そのための機能として親水機能がありますが、どのように雨から外壁や屋根を守るのか、お知りになりたい方も多いのではないでしょうか。

 

そこでここでは、外壁や屋根塗装に活用される塗料の親水機能について、その特徴や耐久性、撥水機能との違いなども踏まえながら、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装専門店が詳しくお伝えしていきましょう。

 

 

外壁や屋根に活用される塗料の『親水機能』とは?

伊賀市 外装塗装 リペイント匠

外壁や屋根に活用される塗料には、外壁材や屋根材そのものを守るためのさまざまな機能が備わっています。

 

親水機能もその一つで、その他にも防汚性や防錆性、遮熱性、断熱性、防かび性、防藻性などといった機能が存在し、建物の耐久性を維持しているのです。

 

親水機能とは、雨から建材を守ってくれる機能ということは何となくイメージできるものの、雨を弾き飛ばすような機能でないことは何となくお分かりになるのではないでしょうか。

 

親水機能とはどのような機能なのか、詳しくご紹介いたしましょう。

 

親水機能の特徴

雨から外壁や屋根を守ると言うと、車に塗布するワックスのように、高い撥水性によって天を弾き飛ばすような機能をイメージするかもしれませんが、親水機能は全く異なります。

 

むしろ水に馴染みやすい性質を持っており、車のワックスのように水を弾いて水玉にしてしまうのではなく、水を馴染ませて薄く広げ、水の膜を作り出す性質を持っています。

 

なぜこのような機能を持っているかと言うと、外壁や屋根に水を馴染ませることによって、付着している汚れの間に水を入り込ませ、雨水によってその汚れを流してしまうのです。

 

そのようなことから、外壁や屋根に付着してしまう砂や埃などの汚れを洗い流して汚れをつきにくくし、建材の状態を維持することができるのです。

 

このような機能のことを『セルフクリーニング機能』と呼ばれることもあります。

 

外壁や屋根は、風雨の影響だけではなく、砂や埃、排気ガスなどの化学物質などが付着して汚れとなり、美観を損なうだけではなく、塗料の機能を衰えさせてしまうことになります。

 

塗料の機能が衰えると、外壁や屋根に負担をかけてしまうことになり、耐久性を衰えさせ、雨漏りや腐食などの原因につながってしまいます。

 

そのようなことから、親水機能は外壁や屋根はもちろんのこと、建物そのものを守るためにとても重要な役割を果たしているのです。

 

外壁は汚れから守るのが大事

外壁塗装は、まず第一に美観を目的としており、汚れを付きにくくし、美しい外観を維持するために施工します。

 

そのため、今回ご紹介している親水機能は、汚れを雨水で洗い流してくれるために、とても重宝されている機能なのです。

 

ただ、汚れを付きにくくするのは、美観を維持できるだけではなく、塗膜の耐久性を維持し、外壁や屋根を守るためにも重要な機能です。

 

塗膜が劣化してくると、汚れや色あせが目立つようになってきます。

 

初期の劣化症状とも言えるもので、汚れが目立つということは、それだけ親水機能をはじめとする防汚性能が衰えていると捉えることができます。

 

外壁に汚れが付着するようになると、その汚れの箇所から劣化がどんどん進んでいくため、色褪せが目立つようにもなってくるのです。

 

そのようなことから、外壁や屋根に活用する塗料を選ぶ際には、親水機能に着目することも大事な視点でしょう。

 

親水機能は建物や居住者を守る

塗料に含まれている親水機能は、建物の美観を維持することができ、さらには建物を守ることにも繋げられます。

 

上記でもお伝えしましたが、親水機能は塗膜全体に水が馴染んで、外壁や屋根そのものに付着した汚れの間に水が入り込み、汚れを洗い流してくれる作用を持っています。

 

優れている点は、砂や土などの汚れだけではなく、しつこい油汚れも流してしまう性質を持っているということです。

 

汚れを洗い流してくれる作用は、外壁材や屋根材そのものを守ることにも繋がり、さらには建物に住んでいる居住者を守ることにも繋がります。

 

汚れが付着してしまうと、その箇所からカビや藻、苔が発生してしまうことがあります。

 

カビが発生するとその箇所が黒く変色してしまい、美観を損なうのはもちろんのことですが、住んでいる居住者に健康被害を及ぼしてしまうこともあります。

 

そのようなことから、汚れを根こそぎ洗い流してくれる親水機能に着目して、外壁や屋根塗装に取り組むことがとても大事なのです。

 

 

親水機能と撥水機能との違いや耐久性

鈴鹿市 外壁塗装 リペイント匠

上記においては親水機能の特徴についてお伝えしましたが、車のワックスのように撥水性を発揮するのではなく、水を馴染ませて汚れを落とす性質を持っているとご説明しました。

 

塗料の種類にも、撥水性を備えている塗料も存在し、親水機能と比較されることが多いです。

 

そこでここでは、親水機能と撥水機能との違いについて、さらには親水機能の耐久性についてもご紹介していきましょう。

 

親水機能と撥水機能の違い

先ほど上記において、車のワックスの例を挙げましたが、外壁や屋根に活用する塗料にもこのような撥水機能を持っている製品も提供されています。

 

皆さんのイメージ通りですが、撥水機能の塗料とは水をはじく性質を持っている製品で、塗装した塗膜の表面で雨水を弾くことができ、車のワックスのように水滴になって流れ落とすことができるのです。

 

雨水に含まれている砂や埃などといった汚れも付着しにくいために、そもそも汚れがつきにくい性質も有していると言えます。

 

汚れ自体が付着しにくい性質を持っていることから、カビや藻、苔なども発生しにくい機能であるとも言えるのです。

 

そのようなことから親水機能は、雨水を塗膜で馴染ませる性質を持っていることから、撥水機能とは真逆の機能であると言えるでしょう。

 

親水機能と撥水機能、どちらの機能を有する塗料が優れているか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

それぞれの塗料において、適している外壁や屋根が存在しますので、外壁材や屋根材によって使い分けされています。

 

ただ、撥水機能は砂埃などの汚れが付着しにくい性質があるものの、油汚れには親水機能の方が優れているといわれています。

 

親水機能の持続性

外壁や屋根に塗装される塗料に親水機能が備わっている間は、外壁材や屋根材の耐久性を維持させることができ、建物そのものを守ることができます。

 

いつまでもその機能が維持できればいいのですが、塗装した塗膜は風雨や紫外線の影響を受けて、少しずつ劣化することになります。

 

塗料のグレードや塗料の種類によっても、その耐用年数は異なります。

 

一般的な戸建住宅で主に活用されているシリコン塗料であれば、塗装してから5年程度が経過すると劣化が生じ始め、10年が経過する頃には機能が衰えると言われています。

 

最もグレードの高い無機塗料であれば、メーカーが提供する塗料によっては20年以上の耐用性を持つ製品が存在し、中には30年以上と公表している製品も存在します。

 

親水機能をできる限り長く維持したいと考えているのであれば、グレードの高い塗料を活用することをおすすめします。

 

塗料の劣化が進むと、色あせや汚れが目立つようになり、塗膜の表面に触れると白い粉がつくチョーキング現象と呼ばれる症状が現れるようになります。

 

それが塗料の劣化症状の初期症状ですが、親水機能が衰えている証拠であると言えるでしょう。

 

そのようなことから、それらの初期症状に早い段階で気づくようにし、塗り替え時期を掴むことが外壁材や屋根材を守るためにも重要です。

 

 

汚れにくい外壁や屋根を作るには?親水機能のほかにもこんな方法が

外壁塗装 防水工事 リペイント匠 三重

外壁や屋根を汚れから守ることが大切であるとお伝えしましたが、汚れにくくする方法には親水機能のほかにも方法があります。

 

防カビ塗料を活用する

外壁は砂埃や排気ガスなどが付着して汚れるだけではなく、菌が付着してカビや藻、苔が発生するようなケースも珍しくありません。

 

特に私たちが住む日本の気候はとても温暖で多湿であることから、日当たりの悪い箇所や湿気の多い地域であれば、それだけでカビが発生する原因となってしまうのです。

 

外壁にカビが発生すると、黒ずんで美観を損なうだけではなく、有毒な菌を放出して、人体に悪影響を及ぼすこともあります。

 

そのため、防カビ性能の高い塗料を活用することが大切です。

 

防カビ塗料は、一般的に活用されているシリコン塗料やフッ素塗料に防カビ剤や抗菌剤、防腐剤などの化合物が添加されています。

 

そのようなことからカビだけではなく、苔や藻に対しても有効であるといわれています。

 

光触媒塗料を活用する

塗料の種類には、汚れがつきにくいセルフクリーニング機能を有している『光触媒塗料』があります。

 

光触媒塗料とは、塗膜に太陽光が当たることによって汚れを付着させにくく、さらには汚れを雨水で洗い流すことができるという機能を持っている塗料になります。

 

塗装することによって塗膜表面に『二酸化チタン』という物質で覆われ、紫外線が塗膜に当たることによって活性酸素を発生させ、塗膜表面に汚れがつきにくくなります。

 

また、光触媒塗料には冒頭からもお伝えしている親水機能が備わっており、塗膜に雨水が馴染んで汚れの中に水が入り込み、洗い流してくれるのです。

 

ただし、光触媒塗料の優れた機能は、太陽光が当たることによって発揮されるため、光の当たらない向きについては大きな期待が出来ない可能性があります。

 

そのようなことから、他の親水機能を有する塗料と使い分けているようなケースも見られます。

 

ナノテク塗料を活用する

ナノテク塗料とは、ナノテクノロジーを活用した塗料のことで、塗料に含まれている樹脂をナノレベルにまで小さくしているといった特徴を持っています。

 

ナノレベルとは、数字で言うと『10億分の1』を意味していますが、樹脂がそれだけ小さいからこそ汚れが塗膜に付着しにくいという性質を持っているのです。

 

ナノテク塗料は塗装すると、『微粒子シリカ』と呼ばれるガラスの粉末が塗膜に均一に分散され、汚れが塗膜に入り込みにくくしています。

 

さらには、微粒子シリカは静電気を帯びない性質であることから、静電気によって汚れを付着させにくいということも言えるのです。

 

そのような性質から、冒頭からお伝えしている親水機能に優れており、雨が降った際には水が塗膜に馴染み膜を作りますので、わずかに付着した汚れも浮かせて洗い流すことができます。

 

 

まとめ

外壁や屋根塗装に活用される塗料の親水機能について、その特徴や耐久性、撥水機能との違いなども踏まえながら、詳しくご紹介しました。

 

親水機能とは、塗装した塗膜に雨水を馴染ませて付着した汚れの間に水が入って浮かび上がらせ、汚れを洗い流してしまうといった機能のことを言います。

 

外壁や屋根塗装で活用される塗料には、親水機能が含まれている製品がとても多くなっており、汚れを付着させないだけではなく、外壁材や屋根材を守ることもできます。

 

外壁や屋根に汚れが付着してしまうと、その箇所から劣化が生じやすくなるため、親水機能を有している塗料を活用することをおすすめします。

 

外壁塗装や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができます。

 

疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

 

津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。

 

外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。

 

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この記事を書いたのは

代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

三重県全域(津市・松阪市・伊勢市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・名張市)での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。

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