
【失敗の9割がコレ】外壁塗装の相見積もりが逆効果になる理由とは?
外壁塗装は決して安い買い物ではありません。
そのため、多くの方が「相見積もり」を取って、慎重に業者を比較されます。
同業者で集まるとあるあるの話で、同業者が見ていたら「確かに…」と思って頂けると思いますが、比較の仕方を間違えると、かえって高くついてしまうこともあるんです。
今回は、実際にあった「見積もりの落とし穴」で失敗したお客様の事例をご紹介します。
目次
■よくある失敗例:塗料と金額だけで選んだ結果…
あるお客様は、相見積もりを3社から取りました。
相見積もりの仕方は、各業者に見積もり時に「相見積もりをしていますので…」と
伝えしっかりと勝負値段で見積もりを出させて、「使う塗料名は私の気に入ったこれで」と全ての業者にお願いする。
最終的に全ての業者の見積もりが出揃い、一番安くて感じのいい会社を選びました。
「外壁塗装の下塗り・中塗り・上塗りは合計で合計20万円」と記載されていたA社を選ばれました。
しかしこのA社、実は高圧洗浄は「1人の職人が6日間で全部仕上げる仕様」でした。
しかしながら当たり前ですが、そんな事は見積書には書いていません。
書いてあるのは「㎡数・単価・合計金額」のみ
一方、同じように見えるB社の見積もりは外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗り合計30万円。
でもよく聞くと、「2人の職人で12日間かけて丁寧に作業する内容」だったんです。
■ なぜこうなったのか?見積もりには「見えない項目」がある
このお客様の見積書を確認すると、
「塗料名」「㎡」「単価」「合計金額」はきれいに書かれていましたが、
・高圧洗浄の作業時間や人数
・下塗り・中塗り・上塗りの作業時間や人数
・付帯部分の作業時間や人数
など、当たり前ですが、書く項目がないので施工の丁寧さに関わる部分が一切書かれていないです。
こちらも書いてあるのは「㎡数・単価・合計金額」のみ。
そして、選ばれたA社は「高圧洗浄15,000円(1人で半日)」
他社は「30,000円(2人で1日)」という内容だったのです。
このA社とB社を比較する意味、あるでしょうか?
結局、失敗する方の大半は塗料のスペックと価格で決める方ばかりです。
■ 外壁塗装は「見えない部分」で差が出る
外壁塗装は、塗る塗料だけで品質が決まるものではありません。
むしろ、「どれだけ丁寧に下処理をするか」「何人でどれだけ時間をかけるか」が、
数年後の仕上がりに大きな差を生みます。
“同じ塗料”でも、職人の手間・技術・工程の丁寧さで、
耐久性も美しさも大きく変わるのです。
■ 失敗しないために:見るべきポイント
色々なお客様から「どんな会社にお願いしたらいいでしょうか?」と聞かれることが多いのですが、この答えは非常に難しく、私もどうお客様に伝えるべきか十数年悩んでいます。
もちろん弊社が良いです。と言いたいですが、それではただの営業トークに思われるので、やはり地元でしっかりとした実績のある会社を選ぶことが一番ではないかと思います。
資格とかそんなんは仕上がりにほとんど関係ないです、結局、社長や会社・社員の「お客様に向き合う姿勢が塗装の良し悪しを決める」のだと思います。とお伝えするようにしています。
■ まとめ
「相見積もりを取ったのに失敗した…」というお客様は意外と多いです。
その原因の多くは、「見えている部分(価格や塗料)」だけで比較してしまっているから。
大切な家を守る外壁塗装だからこそ、“見えない丁寧さ”にこそ価値があるということを、ぜひ覚えておいてください。