ヘーベルハウスの外壁塗装の特徴、注意点について徹底解説
ヘーベルハウスはその耐火性や断熱性に優れ、多くの家庭で選ばれています。しかし、どんなに優れた家でも、時間が経つと外壁の劣化は避けられません。
特にヘーベルハウスは独自の外壁材を使用しているため、そのメンテナンスには特別な注意が必要です。
ヘーベルハウスの外壁の特性を理解し、適切なメンテナンスや外壁塗料を行うことで、長期間美しい状態を保つことが可能です。
ただ、外壁塗装は簡単に見えますが、実は多くのポイントが存在します。例えば、目地の補修やALCに適した下塗り塗料の選び方など、専門的な知識が求められます。
そこで、この記事では、ヘーベルハウスに住んでいる方、またはこれから建てる方向けに、外壁塗装の基本から注意点、そして信頼できる塗装業者の選び方までを、三重県津市、亀山市、鈴鹿市、四日市市、松阪市、伊勢市、名張市、伊賀市の外壁塗装専門店が詳しくお伝えしていきます。
目次
ヘーベルハウスの外壁塗装～特徴や外壁メンテナンスの方法、外壁のデメリットについて
ヘーベルハウスは多くの家庭で選ばれる住宅であり、その外壁材には特有の特徴とメリットがあります。
しかし、それらの特性を最大限に活かすため、また長期間にわたって美観と機能性を保つためには、適切な外壁塗装とメンテナンスが不可欠です。
ここでは、ヘーベルハウスの外壁材、特にALCパネルの特性に焦点を当て、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。
へーベルハウスの特徴
ヘーベルハウスには特有の特徴がいくつかあります。これらの特徴を理解することで、外壁塗装や外壁メンテナンスにおいても最適な方法を選ぶことができます。
ヘーベルハウスの外壁には、ALCパネルが使用されています。ALCパネルは軽量でありながら強度が高く、耐火性や断熱性にも優れています。
近年では、その優れた特性から戸建てだけでなく、マンションにも使用されるケースが増えています。
また、ALCパネルは、耐久性が非常に高い特徴を持っています。一般的な住宅よりも長持ちする傾向にあり、耐用年数は60年であると言われています。
しかし、それでも経年劣化は避けられないため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、鉄骨造りであるため、シロアリによる被害が生じにくいという特徴もあります。木造住宅と比較して、この点は大きなメリットと言えるでしょう。
外観はとてもシンプルで美しく、付帯部が少ないために、外壁塗装を考慮する際には、補修が少なくて済むため、費用を抑えられる可能性が高いです。
以上のように、ヘーベルハウスの外壁は多くの優れた特性を持っていますが、それぞれの特性に合わせたメンテナンスが必要です。
へーベルハウスの外壁メンテナンスの方法
ヘーベルハウスの外壁は多くの優れた特性を持っていますが、それでもメンテナンスは避けられません。
特にALCパネルの特性とその劣化の仕方を理解し、適切なメンテナンスを行うことが重要です。
ヘーベルハウスのALCパネルは耐久性が高いものの、防水性が劣化すると外壁材に水を含んでしまう可能性があります。
水を含むと、その後の劣化が加速してしまうため、定期的な外壁塗装が必要になります。
また、ALCパネルの目地にはシーリングが充填されています。このシーリングも時間とともに劣化してきます。
劣化したシーリングは防水性を失い、外壁材が水を吸収する原因となります。
シーリングの劣化が進むと、目地から水が浸入し、内部での腐食や雨漏りが進む可能性があります。
そのため、外壁塗装を行う際には、シーリングの状態もしっかりとチェックし、必要であれば補修作業を行うことが重要です。
ALCパネルには特有の性質があり、一般的な外壁材とは異なるメンテナンスが必要です。
例えば、ALCパネルは一般的な下塗り塗料ではなく、ALCパネルに適した下塗り塗料を使用することが推奨されています。
一般的な下塗り塗料の場合、うまく定着しないことがあるので、適用下地にALCパネルが含まれている塗料を活用する必要があります。
以上のように、ヘーベルハウスの外壁メンテナンスは一般的な住宅とは異なる点が多く、その特性に合わせたメンテナンスが必要です。
へーベルハウスの外壁のデメリット
ヘーベルハウスの外壁材、特にALCパネルは多くの優れた特性を持っていますが、それでもいくつかのデメリットが存在します。
これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じることで、長期間にわたる外壁の美観と機能性を保つことが可能です。
ALCパネルは、珪石、セメント、生石灰などが主原料であり、気泡を含んでいるのが特徴です。
この気泡が防水性を低下させる要因となり、塗装が劣化した場合には外壁材に雨水が染み込んでしまう可能性があります。
そのため、定期的な外壁塗装によるメンテナンスは欠かせません。
このような状況を防ぐためには、塗装の状態を定期的にチェックし、必要な場合は早めに塗り替えを行うことが重要です。
また、へーベルハウスのALCパネルは、幅や奥行きが大きいために、目地のシーリングがかなり多い量が活用されています。
そのため、シーリングの打ち替えとなった場合には、一般的な外壁メンテナンスよりも高額になる傾向があります。
このような状況を考慮すると、シーリングの状態を常にチェックし、劣化が見られた場合は早めに補修を行うことで、長期的なコストを抑えることが可能です。
そもそも、へーベルハウスのALCパネルは、防水性をシーリングに依存している傾向にあります。そのため、シーリングの劣化や損傷に常に目を向けておく必要があります。
以上のように、ヘーベルハウスの外壁にはいくつかのデメリットが存在します。
しかし、これらのデメリットをしっかりと理解し、適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって外壁の美観と機能性を保つことができます。
へーベルハウスの外壁塗装における3つの注意点やポイント
ヘーベルハウスの外壁塗装は、一般的な住宅とは異なるいくつかの特性を持っています。
特に、ALCパネルという独特の外壁材を使用しているため、そのメンテナンスや塗装には専門的な知識が必要です。
前のセクションでALCパネルの特性、メリット、デメリットについて詳しく解説しましたが、それらの特性を考慮しながら塗装を行うことが、長期的な美観と耐久性を確保する鍵となります。
ここでは、ヘーベルハウスの外壁塗装において特に注意すべき3つのポイントに焦点を当て、詳しく解説していきます。
目地の補修
ヘーベルハウスの外壁塗装において、特に注意が必要なのが目地の補修です。
ALCパネルはボード状の外壁材であり、その目地にはシーリングが充填されています。
シーリングが劣化すると、外壁の防水性が低下するだけでなく、外壁材そのものが脆くなってしまうなど、その他の問題も引き起こす可能性があります。
シーリングは時間とともに劣化や損傷が進むため、一定期間ごとに打ち替えや増し打ちといったメンテナンスが必要になります。
シーリングの耐用年数は、シーリングの種類やグレードによっても異なります。
ちなみに、シーリングの『打ち替え』とは、既存のシーリングを完全に取り除き、新しいシーリング材で目地を埋める方法です。
劣化が進んでいる場合や、損傷が大きい場合には打ち替えが推奨されます。
『増し打ち』とは、既存のシーリングの上から新しいシーリング材を追加する方法です。劣化がまだ進んでいない場合や、小さな損傷のみの場合には増し打ちが行われます。
へーベルハウスのALCパネルは、幅や奥行きが大きいために、シーリング材の費用が高額になる傾向にあります。
特に、打ち替えを行う場合には、その費用は一般的な外壁メンテナンスよりも高くなる可能性があります。
そのため、状況に応じた柔軟な対応が必要です。
一般的には、新築から1回目の外壁メンテナンスでは打ち替えではなく増し打ちに、2回目以降においては打ち替えになる傾向にあります。
ただし、状況によっては1回目においても打ち替えが必要となるケースもあります。
ALCに適した下塗り塗料
ヘーベルハウスの外壁塗装において、特に重要なのが下塗り塗料の選び方です。
ALCパネルには特有の性質があり、その性質に適した下塗り塗料を使用することが、長期的な外壁の美観と機能性を保つためには不可欠です。
一般的な塗料では、ALCパネルの表面にうまく定着しない可能性があります。
ALCに適した塗料かどうかは、塗料メーカーのホームページやカタログの「適用下地」の欄を確認する必要があります。
ALCに適した下塗り塗料としては、一般的に高粘度の「フィラー」などの塗料が活用されます。
フィラーは肉厚でひび割れしにくくしてくれるため、ALC外壁に適しています。
ALC外壁は、小さなひび割れから水が浸入すると脆くなってしまうという弱点があるため、フィラーのような肉厚な塗料が適していると考えられています。
塗装工事では、まず外壁のひび割れの補修をした後に、下塗り塗料を塗っていきます。
この工程が重要であり、適切な下塗り塗料を使用することで、長期的な外壁の美観と機能性を保つことが可能です。
多彩模様塗料
ヘーベルハウスの外壁塗装において、選択肢として「多彩模様塗料」があります。
この塗料は、外壁に独特のデザインや質感を与えることができ、一般的な塗料とは一線を画します。
多彩模様塗料とは、ヘーベルハウスの外壁に、石材のような細かい色柄のデザインを施したものを指しています。
一般的には2色以上の液状もしくはゲル状の粒と色が混ざり合っている塗料のことを指します。
多彩模様塗料を使用することで、本物の天然石材のような雰囲気や、独特な質感、デザイン性が演出できます。
これにより、外壁が持つ印象が大きく変わり、住まい全体の価値を高めることが可能です。
通常の塗料では、このような重厚なデザインにはならないので注意が必要です。多彩模様塗料は特殊な塗料であり、その選択と施工には専門的な知識が求められます。
この多彩模様塗料については、ハウスメーカーの外壁塗装だけではなく、一般の塗装業者でも施工が可能です。
ただし、多彩模様塗料の施工には特別な技術が必要な場合もあるため、その点を考慮して業者を選ぶ必要があります。
ヘーベルハウスの外壁塗装～塗装業者の選び方
ヘーベルハウスの外壁塗装において、最も重要なのは適切な塗装業者を選ぶことです。
特に、ALCパネルという特殊な外壁材を使用しているヘーベルハウスでは、その特性を理解した上で塗装を行える業者の選定が不可欠です。
また、目地の補修やALCに適した下塗り塗料、さらには多彩模様塗料など、多くの専門的な知識と技術が求められます。
ここでは、塗装業者の選び方に焦点を当て、具体的には「ハウスメーカー」と「一般の塗装業者」の2つの選択肢について詳しく解説します。
ハウスメーカー
ヘーベルハウスの外壁塗装において、一つの選択肢としてハウスメーカーに依頼する方法があります。
実際には、関連会社である『旭化成リフォーム』に依頼することになります。
旭化成リフォームはヘーベルハウスに関するリフォーム全般を請け負っており、その特性とニーズに最も精通しています。
外壁塗装工事においては、ヘーベルハウスのオリジナル塗装材とシーリング材を提供しています。これにより、品質に安心できるという大きなメリットがあります。
使用するヘーベルハウス専用のシーリング材は、耐用年数が30年という長期間の性能を実証しています。これは一般的なシーリング材よりも優れた耐久性を持っています。
外壁塗装においては、豊富なカラーバリエーションのオリジナル塗装材を用意しています。これにより、個々の住まいに合わせたデザインが可能です。
ただし、実際に施工するのは旭化成リフォームではなく、下請け会社となります。
そのため、中間マージンが発生し、一般的な外壁塗装よりも3割程度割高になる傾向があります。
また、下請けが施工するため、品質にも問題が生じる可能性があるというデメリットも考慮する必要があります。
一般の塗装業者
ヘーベルハウスの外壁塗装において、もう一つの選択肢として一般の塗装業者があります。
ハウスメーカーに依頼する方法と比較して、一般の塗装業者には独自のメリットとデメリットが存在します。
一般の塗装業者でも、ALCパネルに適した塗料の提案が可能であり、多彩模様塗料も提供することができます。これにより、ヘーベルハウスに特化したサービスを受けることができます。
一般の塗装業者でも、へーベルハウスの外壁メンテナンスや外壁塗装に取り組んでいるケースが多いため、安心して施工を任せることが可能です。
経験豊富な塗装業者に依頼すれば、こだわりを持った高い品質の外壁メンテナンス・外壁塗装が可能です。
しかもハウスメーカーに依頼するよりも、かなり割安で施工することができるという大きなメリットがあります。
ただし、塗装業者の中には、へーベルハウスの施工経験に乏しい業者も存在します。そのため、施工事例や口コミ、評判などをしっかりと確認しておく必要があります。
以上のように、一般の塗装業者に依頼する場合には、多くの選択肢と柔軟なサービスがありますが、業者選びには注意が必要です。
特に、へーベルハウスの特性を理解しているかどうかを確認することが、成功するための鍵となります。
まとめ
ヘーベルハウスの外壁塗装は、その特性とメンテナンス方法に独自の要点が多く存在します。
特に、ALCパネルという特殊な外壁材を使用しているため、その耐久性や防水性、さらにはデザイン性にも特別な注意が必要です。
この記事では、ヘーベルハウスの外壁の特徴からメンテナンス方法、さらには塗装業者の選び方に至るまで、総合的に解説してきました。
外壁塗装時の注意点として、目地の補修やALCに適した下塗り塗料、多彩模様塗料など、多くの専門的な知識と技術が求められます。
特に、目地のシーリング材の選び方や、下塗り塗料の選定は、ヘーベルハウスの長寿命を保つために非常に重要です。
また、塗装業者の選び方についても、ハウスメーカーである旭化成リフォームと一般の塗装業者、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ヘーベルハウスを長持ちさせ、快適な住まいを保つためには、これらのポイントをしっかりと押さえ、適切な塗装業者を選ぶことが重要です。
外壁や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができ、安心して取り組むことができます。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902（8:00〜20:00）まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・松阪市・伊勢市・伊賀市・名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。
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この記事を書いたのは
株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ】
◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。
15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。
三重県全域（津市・松阪市・伊勢市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・名張市）での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。
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