外壁塗装で安っぽい色になってしまう・・・四日市市のプロが解説
外壁の色は家の外観を大きく左右する要素の一つであり、選択を誤ると安っぽく見えてしまうことがあります。
日々の生活を豊かにする美しい外壁。しかし、一方で外壁塗装は、素人には難しい技術が求められるものです。
また、塗装業者に依頼するにしても、どのように依頼すれば満足のいく仕上がりになるのか不安に思う方も少なくないでしょう。
外壁塗装は地域の風土や近隣の環境に合わせて、上品で調和のとれた外観が求められます。
この記事では、外壁塗装で安っぽい色になってしまう理由と、それを避け、より美しく、上品な外壁に仕上げるポイントについて、塗装業者の視点からわかりやすく解説していきます。
目次
外壁塗装が安っぽい色に見えてしまう原因
時として外壁塗装の色が安っぽく見えてしまうことがあり、これにはさまざまな原因が考えられます。
ここでは、外壁塗装が安っぽく見えてしまう具体的な原因を、近隣環境の調和、艶の適切な使い方、そして建物に合わないデザイン性という3つの観点から詳しく解説していきます。
近隣環境に調和していない
外壁塗装の色は、ただ単に自分の好みだけで選ぶのではなく、周囲の環境との調和も大切に考えておかねばなりません。
地域の特色や風土を反映せずに外壁塗装を施工した場合、外壁が周囲の環境に馴染まず、安っぽく感じられてしまう可能性があります。
例えば、自然の緑が豊かな地域で過剰に都会的な色を選ぶような場合です。
また、周囲の建物との色の調和を図らない場合、外壁塗装が目立ちすぎてしまい、安っぽく、または場違いに見えてしまいます。
特に、周囲の建物が落ち着いた色合いで統一されているのに対し、明るすぎるまたは派手すぎる色を選ぶと、不自然な印象を与えてしまいます。
近隣環境との調和を欠く外壁塗装は、見る人に安っぽい印象を与えるだけでなく、地域社会との関係にも影響を与える可能性があるため注意が必要です。
艶の適切な使い方
外壁塗装における艶は、外観の印象を大きく左右する要素です。艶の程度は以下の通りに分類することができます。
- 艶消し
- 3分艶
- 5分艶（半艶）
- 7分艶
- 艶あり
それぞれの艶には特徴があり、選ぶ色や建物のスタイル、そして周囲の環境によって最適な艶が異なります。
しかし、艶の適切な使い方を誤ると、外壁塗装が安っぽく見えてしまう可能性があります。
例えば、艶が強すぎる塗料を使用すると、外壁が過剰に光沢を放ち、安っぽく見えてしまうことがあります。
強い艶は、質感が安価なプラスチック製品を思わせることがあるため、外壁に高級感を与えるのが難しい場合があるのです。
外壁塗装が建物のスタイルや周囲の環境と調和せず、安っぽく見える原因となることもあります。
例えば、歴史的な和風建築スタイルの家に、現代的な印象の艶あり塗料を使用すると、外壁塗装が不自然で安っぽく見える可能性があります。
建物に合わないデザイン性
建物の外観は、その構造やデザインによって多様な表情を見せます。
特に立体感が強調された建物では、その凹凸を活かしたデザイン性が求められることがあります。
しかし、これに対して適切なデザイン対応を行わないと、建物全体の高級感が失われる可能性があります。
単色での塗装は、凹凸のある建物の立体感を表現するには力不足であることがあります。
単色塗装では、建物の独特の形状やデザインを活かしきれず、その結果、高級感が希薄になってしまうことがあります。
建物の特徴や立体感を無視して塗装すると、外壁塗装が安っぽく見えてしまう可能性があるのです。
また、色の選び方だけでなく、色の配置もまた重要です。
立体感のある建物においては、色の配置によって凹凸を強調し、豊かな表情を作り出すことができます。
しかし、色の配置を適切に行わないと、建物のデザインが一層安っぽく見えてしまう可能性があります。
外壁塗装が安っぽい色に見えないために必要な4つのこだわり
外壁塗装によって安っぽい色に見えてしまうと、家全体の価値も低く感じられてしまいがちです。
しかし、適切なこだわりを持って外壁塗装に臨むことで、このような問題は避けられます。
地域で家を美しく、そして高級感を持たせて保つためには、外壁塗装に対する適切なこだわりが求められます。
ここでは、外壁塗装が安っぽい色に見えないために必要なこだわりを、色選び、デザイン性、艶の使い方、そして塗装業者の選定という4つの観点から詳しく解説していきます。
色選びにこだわる
色は、外壁塗装において最も重要な要素の一つであり、選ぶ色によって家の印象が大きく変わります。
色選びにこだわることで、外壁塗装が安っぽく見えるのを避け、高級感を演出することが可能となります。
①色のトレンドを把握する
色のトレンドは時期によって変わります。トレンドを把握し、時期に応じた色を選ぶことで、外壁塗装が古臭くならず、長く新しい印象を保つことができます。
地域によっては、地域の特色や風土を反映した色が好まれることもあるため、トレンドだけでなく地域性も考慮することが大切です。
②建物のスタイルと調和する色を選ぶ
建物のスタイルやデザインと調和する色を選ぶことも重要です。例えば、モダンな建物にはシックな色が、クラシカルな建物には温かみのある色が似合う可能性があります。
建物のスタイルと調和した色選びをすることで、外壁塗装が自然で高級感のある印象を与えます。
③複数の色を組み合わせる
単色で塗装するのではなく、複数の色を組み合わせることで、外壁に立体感や動きを与えることができます。
色の組み合わせによっては、外壁が安っぽく見えるのを避け、より豊かな表現が可能となります。
④色のサンプルで確認する
色選びの際には、色のサンプルを使って実際にどのような印象になるのかを確認することも大切です。
また、塗装業者と相談しながら、最適な色を選定することで、失敗を避けることができます。
デザイン性にこだわる
外壁塗装のデザイン性は、家全体の印象や価値に大きく影響します。
単なる色の選択だけではなく、デザイン性を高めることで外壁塗装が安っぽく見えるのを避け、家の魅力を引き出すことができます。
①建物の特徴を活かす
建物の形状やデザインの特徴を活かし、それに合わせた外壁塗装を行うことが重要です。
例えば、立体感のある建物では、形状に合わせて配色することで、立体感を強調し、デザイン性を高めることができます。
②創造的なデザインを取り入れる
創造的なデザインを取り入れることで、外壁塗装のデザイン性を向上させることができます。
人気のあるデザインを参考にしてデザインを採用することで、外壁塗装が安っぽく見えるのを避け、独自性や個性を表現することが可能となります。
③経年変化を考慮する
外壁塗装は時間と共に変化するため、経年変化を考慮したデザイン選択が重要です。
耐候性や耐久性を考慮し、長期間美しいデザインを保てる塗装材料や色を選ぶことが求められます。
④専門家との相談を重視する
デザイン性を高めるためには、専門家の意見を取り入れることも有効です。
信頼できる塗装業者との相談を通じて、プロフェッショナルな視点からのアドバイスを受け、外壁塗装のデザイン性を向上させることができます。
艶の使い方にこだわる
艶は外壁塗装の質感を表現する重要な要素であり、適切な艶の使い方によって外壁塗装の高級感を演出することができます。
艶の使い方にこだわることで、家全体の印象を向上させ、安っぽく見えるのを避けることができます。
①艶の程度を選定する
艶の程度は無艶（マット）、3分艶、5分艶（半艶）、7分艶、艶ありの5種類あり、それぞれが異なる印象を与えます。
無艶は自然で落ち着いた印象、半艶は程よい光沢感、艶ありは明るく洗練された印象を与えます。
建物のスタイルや周囲の環境、そしてお住まいの地域の風土に合わせて、適切な艶の程度を選定することが重要です。
②艶と色の組み合わせを考慮する
艶と色は密接に関連しており、同じ色でも艶の程度によって印象が大きく変わります。
明るい色は艶ありで選ぶとより明るく、暗い色は無艶で選ぶとより落ち着いた印象になります。
艶と色の組み合わせを適切に考慮することで、外壁塗装のデザイン性を高めることができます。
③長期間の経年変化を考慮する
艶は時間と共に変化するため、長期間の経年変化を考慮することも重要です。
耐候性の高い塗料を選び、艶の変化を最小限に抑えることで、外壁塗装の美しさを長期間保つことができます。
④専門家との相談を重視する
艶の適切な使い方を知るためには、専門家との相談が有効です。
信頼できる塗装業者と相談し、艶の使い方についてのプロフェッショナルなアドバイスを受けることで、外壁塗装の質を向上させることができます。
塗装業者にこだわる
外壁塗装の仕上がりは、塗装業者の技術や経験に大きく依存します。
質の高い塗装業者を選定することで、外壁塗装が安っぽく見えるのを避け、高級感を持たせることができます。
①実績と経験を確認する
塗装業者の選定においては、その実績と経験を確認することが重要です。
多くの塗装工事を手がけてきた業者は、豊富な知識と技術を持っており、外壁塗装の質を高めることができます。
②相談や提案ができる業者を選ぶ
外壁塗装に関する相談や提案ができる業者を選ぶことも大切です。
色やデザイン、艶の選定に関する専門的なアドバイスを提供してくれる業者は、安っぽく見えない外壁塗装を実現する上で有効です。
③適切なコスト設定を行う業者を選ぶ
コストも塗装業者選定の重要な要素です。適切なコスト設定を行い、透明な価格体系を持つ業者を選ぶことで、安心して外壁塗装を依頼することができます。
④アフターサービスが充実している業者を選ぶ
外壁塗装後のアフターサービスも重要です。保証期間やメンテナンスサービスが充実している業者は、長期間にわたって外壁塗装の美しさと高級感を保つことができます。
まとめ
外壁塗装は、家の美観や価値を大きく左右する重要な要素です。
特に、外壁塗装が安っぽく見えてしまう原因と、それを解決するためのこだわりを理解することは、質の高い外壁塗装を実現するために不可欠です。
本記事では、外壁塗装が安っぽく見える原因として、近隣環境との調和の欠如、艶の適切な使い方、建物とのデザイン性の不一致を挙げ、それぞれについて詳しく解説しました。
外壁塗装を計画する際には、記事でお伝えしたポイントをしっかりと把握し、外壁塗装に適切なこだわりを持って取り組むことで、家の美しさと高級感を長期間にわたって保つことができます。
外壁や屋根塗装を検討しているのであれば、地元で経験豊富な塗装業者に相談すれば、適切なアドバイスを受けることができ、安心して取り組むことができます。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902（8:00〜20:00）まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
津市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・松阪市・伊勢市・伊賀市・名張市を中心に三重県全域が施工範囲です。
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この記事を書いたのは
株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ】
◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。
15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。
三重県全域（津市・松阪市・伊勢市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・名張市）での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。
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