外壁塗装の高圧洗浄が「2時間」で終わった?伊賀市のプロが解説
外壁塗装に欠かせないのが高圧洗浄ですね。なぜ欠かせないかというと長年の汚れを綺麗に落としてから外壁塗装をしないと、下地と塗料の密着が悪くなり、耐久性は勿論ですが、美観性にも大きな影響を与えるからです。そして高圧洗浄でも洗う部位によって使うノズルを変えたり、やり方を変えて高圧洗浄をする必要があります。
ここでは、高圧洗浄について詳しくお話できたらと思います。長文になりますが、最後まで読んで頂ければ、外壁塗装をする上での高圧洗浄の必要性、やり方などについて丸わかりになりますので、ぜひ最後まで読んで見てください。
またYouTubeで高圧洗浄だけに特化した動画なども作っていますので、併せてご覧ください。
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この記事を書くきっかけになったご質問ですが、年間通して数件この様なお問合せを頂く事があります。例えば
「今、外壁塗装をお願いして高圧洗浄してもらってるけど2時間ほどで終わりました大丈夫なんでしょうか?」などです。
他には、基本的に悪質業者に多いですが、
「不在の時に高圧洗浄してもらったと聞いたのですが、帰宅すると下塗りが終わっていて、洗浄をしたのか?が不安でお隣さんに聞くと朝からエンジン音はしなかったし、塗装してましたよ」という様なお問合せです。
2番目は、明らかに手抜きなので、割愛させて頂きます。2時間で高圧洗浄が終わったというのは、考えにくいと思います。当社で2000棟以上していますが、お家丸々一軒を2時間で終わったことがありません。
雨漏りなどがあったり、何かしら事情があるのかも知れませんが、大きさ、屋根材の汚れなどによりますが、基本的に、屋根・外壁を洗浄していくと一日はかかってしまいます。
⑵高圧洗浄の必要性
外壁塗装をする際の見積もりを見て頂ければ分かりますが、高圧洗浄と言っても数万円する工事です。
しかし、この工程をキチンとするか、しないかで外壁塗装が仕上がった時の耐久性や美観性は全く違ったものになりますので、あまり高圧洗浄について関心がない方もいますが、実は非常に大事な役割を担っているのです。
①高圧洗浄で外壁への塗料の密着が良くなる
外壁塗装を考えた築10以上経っている場合は、大抵、外壁や屋根の表面が紫外線などを浴び続けた経年劣化で、「チョーキング現象」という現象が起きている事が多いです。
「チョーキング現象」とは塗膜が経年劣化で少しずつ粉化していく事を指します。イメージがつかない方は、ガードレールや道の手摺を触った際に手に白い粉が付いた経験はないでしょうか?その白い粉が出ている状態が「チョーキング」と言います。
このチョーキングを綺麗にしないで、新たに外壁塗装をしても、汚れの上に塗装している訳ですから、汚れが取れれば塗膜も剥がれてしまいます。
ですので、高圧洗浄でこのチョーキングを綺麗にして新たに外壁塗装をする訳ですね。チョーキングが出ている場合は、高圧洗浄後の下塗りは、密着の強いエポキシ系を使う事をおすすめしています。
他にも、カビや苔、排気ガス汚れ・ホコリなどの汚れを洗い流す役割もあります。ですので、正確には「チョーキングを洗う」「汚れを落とす」という2つの役割が高圧洗浄にはあります。
・電気の高圧洗浄
エンジン式ではなく電気で高圧洗浄する業者もたまに見えるみたいですが、これでは上記の汚れを綺麗に洗い流すことは不可能です。エンジン式はノズルによっては、人を大けがさせてしまう様な水圧です。この様な強い水圧だからこそ綺麗に下地処理が出来て、次の工程の下塗りが綺麗に外壁の素地と密着する訳です。
⑶高圧洗浄は部位によってやり方を変える
高圧洗浄は、洗浄する部位などによって洗浄するやり方を変えます。
屋根・土間・駐車場などのコンクリート部分などですと、トルネード洗浄と言って、水を回転させることで威力を増し、綺麗に洗浄する方法で汚れを根こそぎ綺麗にします。汚れが取れたら通常のノズルで綺麗に洗い流します。
また足場のシートに飛び跳ねた汚れも、外壁塗装や屋根塗装をしている際に、乾いた汚れが飛んできてはいけませんから、足場のシートも綺麗に洗い流します。
その際は、お隣さんへ水が飛ばないように配慮し、ノズルを全て外し家庭の水道フォースの様な水圧で綺麗に洗い流します。
外壁はというと、通常のノズルなど外壁の下地によって使い分け高圧洗浄をしていきます。この様に部位によって高圧洗浄も使い分ける事で
お家全体を綺麗にしていく訳です。
⑷バイオ洗浄とは?
リペイント匠では、外壁塗装をする際に、6割~7割程度、このバイオ洗浄をします。普段の生活では、バイオ洗浄とはなんぞや?と思われた方も居るかもしれません。
バイオ洗浄とは、外壁の汚れ(砂やホコリ、雨だれ、排気ガス)などがありますが、バイオ洗浄は薬品を使い洗浄するのですが、生物系の汚れ(カビや苔)に対して効果を特に発揮する洗浄方法です。
通常の高圧洗浄は水道水を使い高い水圧で洗浄するのに対して、リペイント匠のバイオ洗浄は、まずお家を軽く洗い流して、抗菌剤をローラーや噴霧器で塗布いたします。
そして屋根塗装をする場合なら、屋根の高圧洗浄をしている間に、しばらく時間を置き、カビや苔などの汚れが浮いてきた状態で,通常の高圧洗浄をして綺麗に洗い流すという作業になります。
バイオ洗浄のメリット以下です。通常の高圧洗浄との違いも一緒に見ていきましょう。
◆カビや苔を(根っ子)から綺麗になる
先ほど申した通りカビや苔にたいして有効なバイオ洗浄ですが、外壁の汚れの中で一番厄介なのが、カビや苔です。というのも、他の汚れは綺麗になれば再発はあまりしないのですが、カビや苔は根っ子が残っていると再発してしまうからです。
普通の高圧洗浄では、凹凸がある場所などは全てまんべんなく水圧をあてるのが難しい場所もあり、洗い残しがでたりするのにたいして、バイオ洗浄は薬品で汚れを剥がしやすくしてから洗浄をするため、この洗い残しを最低限にとどめる事が出来ます。
結果的に、カビや苔の再発率を最低限に抑える事が出来るのです。
※中には、年数が経ち、どうしても全て取り切れない場合もございます。
◆外壁を傷めない
通常の高圧洗浄といっても、通常のホームセンターで販売している電気式のものではなく、エンジンで動かすプロ用の洗浄器です。そのため汚れの酷い外壁や付帯部(雨樋や木部、コーキング)を何回も洗浄すると外壁なども全く傷まない訳ではありません。それに対してバイオ洗浄なら最低限の負担でカビや苔を落とすことができます。
◆塗料の密着力を高める
外壁というのは素材の表面の汚れが少ない方が密着力は高まります。もじ汚れが残っている状態なら、汚れの上から塗装しても、その汚れ自体が剥がれてしまえば、塗膜も剥がれるという事になります。
もうわかる通り、塗料というのは汚れに密着していても意味がありません。外壁なら外壁、屋根なら屋根と素材自体に塗料が密着していなければ意味がないのです。
いくら高スペック塗料を使ってもそこまで工程が適当だと塗料の効果は最大限に発揮されません。綺麗に洗浄、下地作りすることで、塗料のスペックが最大限に発揮されるのです。
・バイオ洗浄の安全性
バイオ洗浄の主原料は植物成分で、洗浄効果と安全性がポイントとなっております。レモンやみかんなどが殺菌・抗菌作用がある事は聞いたことありませんか?
バイオ洗浄はそれより強化されたようなものです。植物成分を主原料としてカビや苔を分解していきます。以下の条件の場合は注意が必要なので、現場判断となります。
⑸高圧洗浄・バイオ洗浄の費用
⑹時には高圧洗浄が後回しになる事もある
⑺どうせ洗うなら塀や土間、駐車場も洗う
⑻水道代について
⑼外壁塗装の高圧洗浄まとめ
いかがだったでしょうか?高圧洗浄の大事さが分かっていただければ幸いです。外壁塗装の中の一部の工程の高圧洗浄ですが、仕上がりの美観性だけでなく、今後の耐久性にも大きく影響しますので、キチンとした業者にお願いしましょう。
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