
【伊勢市】外壁塗装のプロが解説!フッ素塗料の耐用年数とおすすめの塗り替えタイミング
外壁塗装を考えている方の中には、「どの塗料を選べばいいのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に、耐用年数が長く、メンテナンスの手間を減らせる塗料を選びたいと思う方も多いでしょう。
そこで注目されるのが「フッ素塗料」です。フッ素塗料は耐久性が高く、塗り替えの頻度を減らせる塗料として人気ですが、具体的にどのくらいの寿命があるのか、他の塗料と比べてどうなのか、気になる方も多いはずです。
この記事では、フッ素塗料の耐用年数や、シリコン・無機塗料との違い、おすすめの塗り替えタイミングについて詳しく解説します。
※外壁塗装の耐用年数全般について、詳しく知りたい場合には『外壁塗装の耐用年数は何年?塗料別の寿命と劣化サインを徹底解説!【伊勢市】』をぜひご覧ください!
目次
フッ素塗料の基本と耐用年数
外壁塗装をする際、塗料選びは非常に重要です。特に、耐久性が高く、長持ちする塗料を選ぶことで、将来的なメンテナンス費用を抑えることができます。
その中でも、フッ素塗料は「高耐久な塗料」として注目されており、塗り替えの回数を減らせることが大きな魅力です。しかし、実際の耐用年数はどのくらいなのか、シリコン塗料や無機塗料と比べてどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。
フッ素塗料とは?特徴と仕組み
フッ素塗料とは、フッ素樹脂を主成分とした高耐久な塗料です。フッ素樹脂は、フライパンのコーティングや航空機の塗装にも使われるほど強い耐候性を持っており、外壁塗装においても長持ちする塗料として知られています。
一般的に、外壁塗装にはシリコン塗料、フッ素塗料、無機塗料などが使われますが、その中でもフッ素塗料は特に耐久性が高いのが特徴です。そのため、塗り替えの頻度を減らしたい場合や、厳しい環境下で外壁を保護したい場合に適した塗料とされています。
フッ素塗料の耐用年数は何年?
フッ素塗料は、外壁塗装で使われる塗料の中でも特に耐久性が高く、15~20年の耐用年数を誇ります。これは、フッ素樹脂が紫外線や雨風の影響を受けにくく、劣化しにくいためです。そのため、一度塗装すれば長期間メンテナンスの手間を減らせるのが大きな魅力です。
フッ素塗料は耐久性が高い塗料ですが、使用環境によっては耐用年数が短くなることがあります。たとえば、沿岸部では塩害の影響で外壁の劣化が早まり、フッ素塗料でも15年程度しか持たないケースがあります。寒冷地では、冬場の凍結と融解を繰り返すことで塗膜にダメージが加わり、劣化が進むことがあります。
そのため、定期的な点検や外壁の塗り替えは欠かせません。
フッ素塗料のメリット・デメリット
フッ素塗料は「高耐久な塗料」として広く知られていますが、すべての人にとって最適な選択肢とは限りません。確かに長持ちする塗料ですが、その分コストが高いなどのデメリットもあります。
ここでは、フッ素塗料を選ぶ前に知っておくべきメリットとデメリットについて詳しく解説します。
フッ素塗料のメリットとは?
フッ素塗料は、外壁塗装の中でも耐久性に優れ、メンテナンスの手間を減らせる点が大きな魅力です。長期間にわたって美しい外観を保つことができるため、「塗り替えの回数を減らしたい」と考える人には最適な塗料です。
①耐久性が高く、塗り替え回数を減らせる
フッ素塗料は、紫外線や雨風に強く、15~20年という長寿命を誇ります。これは他の塗料と比べても非常に長い耐久性を持っています。長持ちするため、塗り替えの回数を減らし、長期的なコストを抑えられるのがメリットです。
②汚れがつきにくく、美観を長く保てる
フッ素塗料は、表面が滑らかで、汚れがつきにくい性質を持っています。特に「セルフクリーニング効果」と呼ばれる機能があり、雨が降ることで自然に汚れが洗い流されるため、美観を長く保つことができます。都市部や交通量の多い道路沿いの家でも、汚れが付きにくいのは大きなメリットです。
③紫外線や雨風による劣化が少ない
外壁塗料の劣化を引き起こす原因の一つに、紫外線によるダメージがあります。フッ素塗料は紫外線に強く、色あせやひび割れが起こりにくいため、外壁の劣化を防ぐ効果が期待できます。また、耐水性にも優れているため、雨や雪による劣化を抑えられるのも特徴です。
フッ素塗料のデメリットも知っておこう
フッ素塗料は耐久性が高く、外壁を長期間保護できる優れた塗料ですが、すべての住宅に最適とは限りません。導入する前に、コストや施工の難しさなどのデメリットも把握しておくことが大切です。
①初期費用が高い
フッ素塗料の最大のデメリットは、他の塗料に比べて価格が高いことです。特に、現在最も普及しているシリコン塗料と比べると、1.5倍~2倍程度の費用がかかるのが一般的です。
外壁塗装の費用は、1平方メートルあたりの塗料代+施工費で決まりますが、シリコン塗料とフッ素塗料の単価は以下のように異なります。
- シリコン塗料の単価:2,500~3,500円/㎡
- フッ素塗料の単価:3,500~5,000円/㎡
たとえば、30坪(約100㎡)の外壁を塗装する場合、シリコン塗料なら25万~35万円、フッ素塗料なら35万~50万円が目安となります。これに加えて、人件費や足場代などがかかるため、総額で見てもフッ素塗料はシリコン塗料より10万~20万円ほど高くなることが一般的です。
ただし、フッ素塗料は耐用年数が長く、塗り替え回数を減らせるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高いというメリットもあります。短期間でのコストを重視するならシリコン塗料、長期的なメンテナンスコストを抑えたいならフッ素塗料を選ぶのが良いでしょう。
②弾性が低く、ヒビ割れしやすいことがある
フッ素塗料は、耐久性が高い一方で、柔軟性が低いため、建物の動きに追従しにくいという欠点があります。そのため、地震が多い地域や、木造住宅のように建物がわずかに動く構造の場合、ヒビ割れが起こる可能性があるので注意が必要です。
ただし、下地処理をしっかり行い、適切な施工をすれば、ヒビ割れのリスクを軽減することは可能です。施工業者と相談し、適した施工方法を選ぶことが大切です。
③施工できる業者が限られることがある
フッ素塗料は、高性能な塗料である分、施工の難易度が高いという特徴があります。塗料の特性を理解し、適切に塗布できる技術を持った業者でないと、本来の性能を十分に発揮できない可能性があります。そのため、フッ素塗料を採用する場合は、施工実績が豊富な信頼できる業者を選ぶことが重要です。
フッ素塗料のおすすめ塗り替えタイミングとは?
フッ素塗料は耐久性が高く、一般的な塗料よりも塗り替えの頻度を減らせるのが大きなメリットです。しかし、「フッ素塗料なら一生塗り替え不要」というわけではありません。外壁の状態をチェックし、適切なタイミングで塗り替えを行うことが、建物を長持ちさせるために重要です。
ここでは、塗り替えが必要なサインと、フッ素塗料を使うべきケースについて詳しく解説します。
塗り替え時期のサインを見逃さない!
フッ素塗料は耐久性が高いため、塗り替えのタイミングを見極めにくいと感じる方も多いかもしれません。しかし、外壁の劣化は少しずつ進んでいくため、適切な時期に塗り替えを行わないと、建物の耐久性が低下し、結果的に修繕費用が高くつくことがあります。
①色あせやツヤの消失
フッ素塗料は紫外線に強いものの、長年にわたり日光を浴び続けることで徐々に色あせが進みます。特に、外壁の一部だけが明らかに色あせている場合、塗膜が劣化してきているサインです。また、ツヤがなくなってきた場合も、塗料の保護効果が低下している可能性が高いため、早めに点検を行いましょう。
②ひび割れや塗膜の剥がれ
フッ素塗料は耐久性に優れていますが、外壁の下地が動いたり、経年劣化によってひび割れ(クラック)が発生することがあります。特に、ひび割れが大きくなると、そこから雨水が侵入し、内部の劣化を引き起こす原因となります。また、塗膜の剥がれが発生している場合、塗料の防水機能が失われている可能性が高いため、早急に対応が必要です。
③雨水の染み込みや外壁の防水性の低下
フッ素塗料は高い撥水性を持っていますが、経年劣化により防水機能が低下すると、雨水を弾きにくくなります。外壁に水が染み込むようになったり、雨のあとに壁が濡れたまま乾きにくい状態が続く場合、防水性が失われている可能性があります。この状態を放置すると、外壁内部に水が浸入し、カビや腐食の原因になるため、早めの塗り替えが推奨されます。
フッ素塗料を使うべきケースとは?
フッ素塗料は優れた耐久性を持つ塗料ですが、すべての住宅に適しているわけではありません。「どんな人がフッ素塗料を選ぶべきなのか?」ここでは、フッ素塗料を使うことで特にメリットを感じられるケースについて解説します。
①住宅を長期的に維持したい人
「この家にずっと住み続けたい」「将来的に子どもへ受け継ぎたい」と考えている場合、耐久性の高いフッ素塗料を選ぶことで、住宅の外観と性能を長期間維持できます。短期間での引っ越しを考えている場合は、コストの安いシリコン塗料が向いていますが、長く住む予定ならフッ素塗料の耐久性が大きなメリットになります。
②3階建て以上の住宅や足場代が高額になりやすい建物
建物の階数が多いほど、塗り替え時の足場代が高額になるため、塗装回数を減らせるフッ素塗料が有利です。特に3階建て以上の住宅は、足場の組み立てだけで数十万円かかることも珍しくありません。頻繁に塗り替えをするよりも、耐久性の高い塗料を選び、塗り替え回数を減らすほうがコストメリットが大きいです。
③賃貸物件や商業施設など、外観の維持が重要な建物
賃貸物件や商業施設では、建物の外観が集客や入居率に大きく影響します。外壁が色あせたり、汚れが目立つと、見た目の印象が悪くなり、入居希望者や来店客が減る可能性があります。フッ素塗料は、セルフクリーニング効果があり、汚れが付きにくいため、長期間にわたり美観を維持できるのが強みです。
④交通量の多い道路沿いや工業地帯にある住宅
道路沿いや工業地帯では、排気ガスや粉じんによる汚れが外壁に付着しやすいため、一般的な塗料では劣化が早まることがあります。フッ素塗料は汚れがつきにくく、雨で自然に洗い流されるセルフクリーニング効果があるため、こうした環境でも外壁を清潔に保ちやすいというメリットがあります。
フッ素塗料は単に「長持ちする塗料」というだけでなく、建物の用途や立地によって、より大きなメリットを発揮するケースがあるという点が重要です。
まとめ~伊勢市の外壁塗装・屋根塗装なら
本記事では、フッ素塗料の耐用年数や、他の塗料との違い、塗り替えのタイミングについて詳しく解説しました。
フッ素塗料は、耐久性が高く、汚れがつきにくいため、外壁を長期間美しく保ちたい方に適した塗料です。他の塗料と比較して初期費用は高めですが、塗り替え回数を減らせるため、長期的なコストを抑えられるメリットがあります。
フッ素塗料をうまく活用すれば、外壁を長持ちさせながら、メンテナンスの手間を最小限に抑えることができます。まずは、信頼できる業者に相談し、ご自身の住宅に最適な塗料を選んでみてください。
疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00〜20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。
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