付帯部の塗装工事

外壁塗装の『付帯部』とは?伊勢市の塗装業者が徹底解説!

付帯部の塗装工事

「外壁塗装の見積りに記載されている『付帯部』ってなに?」

 

外壁塗装を検討している中で『付帯部』という言葉を聞く機会が多くなります。

 

『付帯部』とは、外壁や屋根に付帯している雨樋や雨戸、幕板などといった箇所のことで、塗装するとしないとでは大きく仕上がりが異なります。

 

そのため、美観を取り戻し、外観イメージを演出するために塗装されることが多いのです。

 

付帯部と言ってもさまざまな箇所があり、はじめて聞くような言葉もあるはずです。

 

そこでここでは、外壁塗装での付帯部について、塗装理由や色の選び方、付帯部の箇所、費用、注意点などについて、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装の職人直営店が詳しくお伝えしていきましょう。

 

 

外壁塗装の『付帯部』とは

付帯部の塗装工事

外壁塗装で『付帯部の塗装』と言われると、その必要性について疑問視するような方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、付帯部自体の損傷を防ぎ、住宅の安全を守り、美観を取り戻すためにとても重要な塗装工事となります。

 

付帯部の塗装にどのような意味や目的があるのか、詳しくご紹介しましょう。

 

付帯部とは

外壁塗装での『付帯部』とは、雨樋や雨戸、幕板などといった外壁に付帯している箇所のことを指し、外壁以外に塗装することから『付帯工事』と呼ばれることもあります。

 

付帯部に対する塗装は塗装業者によって捉え方はさまざまで、外壁以外のすべての箇所を付帯工事とするケースや、外壁塗装に一部の付帯工事が含まれており、それ以外が付帯工事になるケースもあります。

 

塗装の必要性については付帯部によっても異なり、塗装しておいたほうがいい付帯部、塗装を必要としない付帯部も存在します。

 

そもそも付帯部にも塗装されるのは、外壁と同様に痛みや汚れなどが生じるためであって、付帯部の損傷を防ぎ住宅の安全を守り、美観を取り戻す目的があります。

 

住宅の外観イメージを演出するために塗装されることも多いことから、外壁の色と共に付帯部の色選びも重要であると考えられています。

 

費用については、外壁においては1㎡を単価として塗装した範囲によりますが、付帯部についても同様に広さや長さによって決まることになります。

付帯部を塗装する理由

外壁塗装時において付帯部も塗装される理由は、付帯部の損傷を防ぐことが最大の目的です。

 

付帯部も外壁と同様に紫外線や風雨の影響を受け劣化してしまい、鉄部が錆びてしまっているようなことがあります。

 

錆びたまま放置しておくと、素材自体が大きく損傷することになります。

 

錆びを落とし塗装することによって、損傷を防ぐことができるのです。

 

美観を取り戻し、維持する目的もあります。

 

付帯部の塗膜も外壁と同様に劣化してしまいますので、色あせてしまい美観が損なわれてしまいますので、外壁だけ塗装すると付帯部の劣化が悪目立ちしてしまいます。

 

そもそも、付帯部の中には足場を組まないと塗装できないような箇所にあるようなものもありますので、外壁塗装時に塗装しておくことをおすすめします。

 

付帯部の色で外観イメージが大きく変わる

近年の外壁塗装においては、付帯部も含めた塗装によって、こだわりの外観イメージをつくり上げるといったケースが多くなりました。

 

例えば、重厚感のある外観に仕上げたい場合、外壁と共に濃いブラウン系やグレーなどで統一したり、外壁を濃い色、付帯部を薄い色にしたりするなど、色選びが工夫されています。

 

付帯部の色が外壁の色を引き出すことにも繋がりますので、付帯部の色選びも重要であると言えるでしょう。

 

そのため、安易に色を選択するのではなく、イメージしている外観を塗装業者に伝え、どのような色が適しているのか提案してもらうようにしましょう。

 

 

外壁塗装と同時に塗装される付帯部

付帯部の塗装工事

『付帯部』と言ってもその箇所はさまざまで、積極的に塗装される箇所から、そうではない箇所も存在します。

 

ここでは、外壁塗装時によく塗装される付帯部をご紹介しましょう。

 

軒天

『軒天(のきてん)』とは、屋根部分の裏側で、外壁から外側に突き出している部分のことを指しており、『軒天井(のきてんじょう)』『軒裏天井(のきうらてんじょう)』と呼ばれることもあります。

 

軒天は屋根の裏側の構造部分を隠して、美観性を高めるために取り付けられており、外壁から紫外線や雨水が直接あたることを防いで、劣化を防止する役割もあります。

 

また、軒天の素材は不燃材を活用していることが多く、火災が起きた場合には延焼を防ぐ役割も持っています。

 

さまざまな素材が活用されているために、それぞれによってメンテナンス方法は異なりますが、吸水性が高い素材や金属製の素材などは塗装によるメンテナンスが必要になります。

 

雨樋

『雨樋(あまどい)』とは、屋根に流れる雨水を軒樋で受け、雨水を地上まで運び下水に流してしまうための器具になります。

 

雨樋とひとことで言ってもさまざまな部材で構成されており、『軒樋』『軒継手』『軒曲がり』『集水器』『呼び樋』『縦樋』などがあります。

 

これらの雨樋は、金具によってしっかりと固定されています。

 

雨樋は雨水や紫外線の影響を受けやすく、経年によって劣化が進んでいくために、痛みや汚れが目立つようになります。

 

そのため、外壁塗装時には一緒に塗装されるケースが多く、損傷が生じているような場合には雨樋を部分的に交換することもあります。

 

幕板

『幕板(まくいた)』とは、外壁の1階部分と2階部分の境目にある仕切り板のことで、横長に張り巡らされてあり板状のものを指しています。

 

幕板は主に美観を目的として設置されているもので、外壁とは異なる色にすることによって、オシャレな外観に仕上げられます。

 

外壁同様に塗膜は経年によって劣化が生じ、ひび割れや塗膜の剥がれなどが見られるようになり、そのまま放置していると雨漏りの原因になってしまいます。

 

美観を維持向上、また住宅の安全を守るために、外壁塗装時には塗装されることが多い箇所となっています。

 

雨戸(シャッター)・戸袋

『雨戸シャッター』とは、風雨から室内を守るために設置されているシャッター式の雨戸で、『戸袋』とは引き戸タイプの雨戸を収納するための箇所となります。

 

雨戸は近年においてはシャッター式のものが多いですが、かつては引き戸による雨戸が広く採用されていました。

 

暴風雨から住宅を守るだけではなく、紫外線や熱、防犯、プライバシー保護など、さまざまな目的で使用されています。

 

雨戸や戸袋は金属でつくられているために、劣化が生じると錆びや汚れが目立つようになってきます。

 

そのため、外壁塗装時に塗装されるケースは多くみられます。

 

破風板・鼻隠し

『破風板(はふいた)』とは、雨樋がない方の屋根の先端部分、『鼻隠し(はなかくし)』とは、雨樋がある方の屋根の先端部分のことを指しています。

 

主に美観を目的として設置されており、鼻隠しにおいては雨樋を設置するための下地材としての役割があります。

 

いずれの箇所においても屋根の先端部分に位置しており、紫外線や風雨の影響を受けやすい箇所になりますから、塗膜のひび割れや剥がれなどの症状が起きやすいと言えます。

 

劣化が生じると、最悪の場合には雨漏りのリスクがありますので、外壁塗装時に塗装されるケースが多くなっています。

 

損傷が激しい場合には、部材を交換することもあります。

 

庇(霧よけ)

『庇(ひさし)』とは、窓や扉などの上に取り付けられているでっぱり部分のことを指しており、『霧よけ』と呼ばれることもあります。

 

夏場においては暑い日差しを防ぐことができ、また雨よけとしての役割もあり、外壁など周辺の汚れを防ぐためにも有効です。

 

近年では遮光タイプや採光タイプなどさまざまなタイプの庇が設置されるようになり、部材もアルミニウムやポリカーボネート、ガラス、木材などさまざまです。

 

紫外線や風雨の影響を受けやすい部位であるため、塗膜のひび割れや剥がれなどが生じやすいため、外壁塗装時に塗装されるケースが多くみられます。

 

換気フード

『換気フード』とは、外壁に設置されている建物内を換気するための開口部であり、『換気ガラリ』と呼ばれることもあります。

 

気密性が高い近年の住宅には換気のために設置されており、その他側から雨水やほこりが侵入しないように工夫されています。

 

一般的には丸型のものが多く、U型やM型などのものも存在します。

 

紫外線や風雨の影響を受けやすいために、経年によって塗膜のひび割れや剥がれが生じることが多く、外壁塗装時に塗装されるケースが多くみられます。

 

 

付帯部塗装の費用・単価の目安

付帯部 費用・単価の目安
軒天 700~1,500円/㎡
雨樋 500~2,000円/m
幕板 700~1,500円/㎡
雨戸(引き戸タイプ) 2,000~5,000円/枚
雨戸シャッター 1,500~3,000円/㎡
戸袋 2,000~3,000円/枚
破風板・鼻隠し 600~1,500円/㎡
庇(霧よけ) 1,500~3,000円/箇所
換気フード 500~1,000円/箇所

 

付帯部の塗装費用・単価の相場は上記の通りとなっています。

 

上記の費用については外壁塗装時における付帯部の施工費用となっており、別途塗料にかかる費用が必要となります。

 

単価は『㎡(平方メートル)』になっているもの、『m(メートル)』になっているものがあります。

 

付帯部の塗装の注意点

付帯部の塗装工事

外壁塗装時には付帯部が塗装されるケースが多くなっていますが、いくつか注意点がありますのでお伝えしておきましょう。

 

付帯部の塗装が見積りに明記されているか

外壁塗装において塗装業者に見積りを取る場合、付帯部塗装について記載されているのかどうかチェックしておくことが重要です。

 

付帯部の塗装については塗装業者によって、外壁塗装での標準工事として含んでいる箇所があり、また外壁塗装とは別に付帯工事として見積りしているケースがあります。

 

また、悪質な業者の場合、付帯部の塗装を省いているケースがみられます。

 

そのようなことから、付帯部でどの部分を塗装しないのか十分に確認しておくことが大切になります。

 

付帯部の色選びは超重要

付帯部を塗装する場合、外壁塗装も踏まえて全体のバランスで決めるようにするといいでしょう。

 

付帯部分はとても細かい箇所ではありますが、どのような色にするかによって、大きく外観イメージが変わってしまいます。

 

重厚感を出したいのか、爽やかなイメージにしたいのか、どのような外観に仕上げたいのかによっても色選びは重要になってきます。

 

そのため、塗装業者にイメージを伝え、そのうえで色を提案してもらうといいでしょう。

 

塗装業者選びが大切

付帯部塗装は、錆びを落とすなどの下地処理が必要で、部材によって適切な塗料を選ぶことが重要になります。

 

そのため、経験豊富な塗装業者を選ぶことが何よりも大切になります。

 

塗装業者選びは、

 

  • 地元の塗装業者
  • 経験や実績が豊富

 

の2点がポイントです。

 

地元に根付いて営業活動をしており、経験豊富な塗装業者であれば安心です。

 

 

まとめ

外壁塗装時の付帯部の塗装について、その理由や目的、付帯部の種類、費用・単価の目安、注意点などについて詳しくご紹介しました。

 

付帯部は住宅を守るために重要な設備であり、紫外線や風雨などによって劣化が生じることから、外壁塗装時には塗装されるケースが多くなっています。

 

その必要性についてご質問をいただくことも多いですが、劣化したまま放置しておくと、雨漏りの原因になってしまう箇所もありますから、適切なメンテナンスが必要です。

 

また、色選びによって仕上がりの印象が大きく異なることもあるために、外観イメージを目的に塗装されるケースも少なくありません。

 

費用は㎡(平方メートル)やm(メートル)で請求されるケースが多いですが、見積書に分かりやすく記載されているか確認しておくことが重要です。

 

そのため、これから外壁塗装や屋根塗装に取り組みたいのであれば、経験豊富な塗装業者に相談することが大切です。

 

疑問や質問などございましたら、お気軽に、0120-804-902(8:00~20:00)まで「ホームページ見ました」とお問合せしてください。

 

津市・松阪市・鈴鹿市・亀山市・名張市・いなべ市を中心に三重県全域が施工範囲です。

 

外壁塗装や屋根塗装、防水工事でお悩みの方はお気軽にお問合せしてください。

 

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代表の久保です

株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ

◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。

15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。

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