外壁塗装の見積りチェックについて鈴鹿市の塗装業者が徹底解説
「外壁塗装の見積もりのチェックポイントに関する鈴鹿市の方からのご質問です。」ご質問ありがとうございます。外壁塗装の見積もりをもらったけどどこを注意してみたらいいのか?分からないという方はいませんか?
Q,まだ先になりますが、外壁塗装を考えております。自分でも知っておきたいので、見積もりのチェックポイントなど教えてください。 |
見積もりを依頼する前にどの業者に見積もりを依頼するのかを考える事が「見積もり依頼するうえでのスタート」だと思います。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事などは、我々の様な「外壁塗装の職人直営店」。他にも「ホームセンター」や「家電量販店」などでも見積もり依頼は可能です。
建物を増築したいとかなら「地元の使用できそうな工務店」水回りならリペイント匠でも行っていますが、水回りも得意とする「リフォーム店」などなど工事によって見積もり依頼する会社を選ぶことをオススメしています。
何でもできる「大手ハウスメーカー」「リフォーム店」「工務店」などに様々な工事を一括して見積もりをお願いした方が楽ですが結局、仕事するのは、塗装なら我々の様な「塗装専門店」が仕事をするのです。
また一見、「塗装専門会社」のように見えても実態は、下請けに丸投げするシステムで結局、他の「リフォーム屋さん」とやっている事が同じな会社もありますので、注意がひつようですね。
それらを含めてご質問にあった「見積もりについての注意点」をお伝えできればと思っています。
勘違いのないようにお伝えいたしますが、私どもの会社が外壁塗装の職人直営店だから言うわけではありませんが、冒頭でもお伝えしたように最終的に工事するのは我々のような「外壁塗装の職人直営店」です。
そして我々も皆さまにお伝えするように、塗装専門の職人を雇い、お客様に直接塗装専門の職人で提案できる会社。私達が「外壁塗装の職人直営店」だからという後付けの理由ではなく、創業当時から思っていたからこそ、このスタイルになっているのです。
そして、直接工事をしている塗装会社ならどこでもいいか?と言われれば実はそうでもないのです。下請工事に慣れすぎていると、元請けさんに「ここのお家はこの塗料でこの様に塗装しておいてください。ここは注意しながら塗装してくださいね」など指示を受けて塗装する事に慣れすぎています。
そして下請塗装会社さんも余計な事をいって、間違っていたら自分が責任を負わなければならないので、そんなリスクは犯したくはありません。
このような塗装会社さんですと「この様な外壁の場合、膨れの恐れがあるからこの下塗りで塗装しよう」「外壁がこの状態ならこのように進めていくほうがいいです」といった提案をできない業者さんが実は多いのです。
例えば、下請け専門でずっとやっている会社というのは、もちろん工事は完璧に出来ますが、提案や現場調査にお伺いして「外壁がこういった状態なので、この塗料を使用し、こんな施工方法をしましょう。」といった提案を、実は工事専門でやっている会社の多くは、仕様やそこら辺の事はわかっていない為出来ない会社さんが多いのです。
普段、元請けさんに言われたとおりに塗装している会社さんに全てを任せるのも荷が重いと思います。
②リフォーム店と外壁塗装専門会社の違い
リフォーム店でも各会社によって得意な職種があるものです。ある所は、「増改築」が得意であったりある所は「水回りリフォーム」が得意であったりと。
勿論、リフォーム会社の中で外壁塗装が得意な会社もあると思います。そんな得意な工事がある会社にしろ、色々な工事を請けている以上、すべての職人を雇用し、教育出来ているわけでもないと思います。
そうすると各工事全ては、工事会社に発注しますので、勿論、中間マージンは発生いたします。外壁塗装などでも同じことが言えます。結局、塗装専門会社に発注するわけです。
ですので、塗料に対する知識は、「カタログ通りの仕様」一般の方に比べて少しある程度だと思います。お家の外壁はいつも築10年でコーキングがひび割れていてというようなマニュアル通りみたいな現場ばかりではありません。
前回の塗装有無、前回使用した塗料との相性、やり方など多岐にわたります。その経験値の差が「リフォーム店」と「外壁塗装の職人直営店」の違いだと思います。
③見積書のポイント
「外壁塗装工事 一式 〇〇万円」というのは、計算も何もしていないほんと酷い例ですが、皆さん分かると思いますので、割愛させて頂きます。
見積もりで一番気を付けた方がいいポイントとしては、「大事な事は見積もりにのっていない」という事だと思います。
正確には「載せられない」ですね。これは私個人のいけんですが、色々インターネットとかで検索していると「塗料はこれがいい」「見積もりで大事なのは面積計算だ」など色々と目にしますが、
どんな高スペック塗料を使っても、実際に塗る職人がいい加減では話にもなりません。
他にも見積もりに「載せられない」事は多いです。例えば人件費。たいていの見積もりは以下のような感じではないでしょうか?
〇〇シーラー1回塗り 〇〇㎡ 〇〇円 〇〇〇〇万円
〇〇シリコン2回塗り 〇〇㎡ 〇〇円 〇〇〇〇〇万円
この見積もりに対して何人で塗装するなんてかいてないですよね。実際はこの外壁の3回塗りで、1人3日=3人工で終わる会社もあれば、2人4日=8人工で終わる会社もあるわけです。
そして塗装職人は、同じ事をするなら何かの工程を抜かないと、スピードにそんな差はないです。では上記の人工の差は何かというと丁寧さや乾燥時間などによるものです。
この様に「大事な事は見積もりにのっていない」という事を念頭に置いておいてください。ですので「高スペック塗料で店を選ぶより、社長の想いや職人でのお店選び」をすることをオススメいたします。
「見積もりのポイント」というお題なので、本質でなく知識的な事もお話できればと思います。
よく図面を見てパッと「この㎡数なら〇〇万円でしますよ」と言われる業者さんとかもみえると思いますが、そこは危ないと思います。
外壁や屋根の傷み具合によっては「塗料の吸い込み」というのがありまして、例えば、下地がかなり傷んでいるコロニアルの屋根なんかですと下塗りだけでも3回ほど塗装する場合がございます。
上塗り2回を合わせると5工程、5回塗りですね。
ですが、上記の様な傷んでいる屋根に下塗り1回、上塗り2回のと、下塗りを3回塗り、しっかりと下地を作ってから上塗り2回塗るのでは、美観性、耐久性は歴然に変わってきます。女性のお化粧と同じで、それほど、下地作りが大事なのです。
ですので、図面の㎡数や坪面積をパッと見ただけで分かるはずがないのです。それで分かったらその方はエスパーですね。
◆ちょうど、以前に下地が傷んでいる屋根を撮影した動画がありますので、下に載せてい置きます。
その様な見積もりでお客様から依頼を受けた場合はどうなるのでしょう?
元請けは、塗装工事会社に「この現場〇〇万でやっといて」となり、塗装工事会社はなんの疑問も持たずに、マニュアル通りの3回塗りをするか、元請けからもらう発注金額によっては最悪は3回塗りすらしないかもしれません。
塗装工事会社から見たら、大事なのは「このお家を長期的に綺麗にしよう」よりもいつも仕事をくれる「元請けとの良好な関係」のほうが大事ですから。それでは、長く持たない訳です。
④現場調査のチェックポイント!
現場を見に来て全くお家を見ずに「図面を見せて下さい」といって、図面のコピーをもらって、あとはお客様と話しをするだけの営業マンもいます。
お家の外壁や屋根は一軒、一軒素材や傷み具合、1回目の塗装か?2回目の塗装か?条件は様々です。
ですので、しっかりとお家を見て調査することが大切なのです。
見ないと、どの様な塗料を使うのか、どんな傷み具合なのか、分からないですし、見積もりを作る際にどう作っていいかもわからないはずです。
逆に私が、現場を見ずに見積もりを作ってくれと言われても、断ると思いますし、そもそも何をどう塗っていいのか?分かりません。
ここで、悪徳業者あるあるを紹介したいと思います。
外壁だけザックリと確認して、契約を頂き、工事が始まってから「足場組立してから見ると軒樋おかしいので交換をオススメします」「瓦の漆喰が割れているから雨漏りの可能性あるので直しましょう」など付帯工事をあとから追加工事として請求してくるパターンです。
そしてお客様は屋根に上がれないし、上がってもあまり分からないからといって「傷んでいるなら仕方ない」と業者の言葉を鵜呑みにして発注してしまうケースです。
このような手法もありますので、そのような追加工事が出ないように現場調査をしっかりとして頂かなくてはなりません。
⑤相見積もりについてのあれこれ
まとめ
色々と書きましたが、私が本当に大事だと思うのは、③です。
今はインターネットで色々と塗料の記事など書かれていますので、皆さん塗料のスペックにばかり目がいっていると感じます。冷静に考えて頂ければ分かると思いますので少し視点をずらしていただければと思います。
予想できる範囲で一生懸命に書きましたので、この記事がお役に立てれば幸いです。
では、また何か分からない事や、疑問があえればお気軽にお問合せしてください。ご質問ありがとうございました。
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