2014年4月27日中日新聞『塗装業界を塗り替えろ』

『塗装業界を塗り替えろ』
今回、中日新聞に当社の記事が掲載されました。

社歴に頼る事も出来ず若さやいつも作業着の職人のため悔しい思いも色々ありましたが、真面目にコツコツしてきて
本当に良かったです。内容は以下に書いてありますので是非、ご覧ください(#^.^#)

中日新聞記事

外壁の塗装は3度の重ね塗りをする。塗装を密着させる下地後、色を2回。最後は筆ほどの細い刷毛で、小さな隙間を埋めていく。津市久居相川町の塗装会社「リペイント匠」。建築会社の下請けでなく、地元で外壁を塗りなおすリフォームを直接受注する事で、建築会社による中間マージンを省き、安価に高い品質で施工できるようになった。社長の久保信也さん(32)は「重ね塗りしてもしなくても、塗りたての時の見た目は変わりないんだけどね」と話す。3度塗れば10年経っても剥げない。
社員は久保さんを含め14人。久保さんは中学卒業後に、この業界に飛び込み、21歳で独立。下請けを主にこなしてきた。仕事はコストカットを求められ、材料費を賄うだけで精いっぱい。元請である建築会社から依頼された金額では、3度塗りする事は到底できなかった。県外の現場に派遣され、朝5時半位から日付が変わるまで働くことも多々あった。「それだけ働いても、質を落とした施工をしても、利益がほとんど出ない。従業員の犠牲の上に立つ仕事でなく、納得できる仕事がしたい」。疲れ切った従業員たちの顔を見ながら、守らなくてはという思いを強くした。自作した会社のホームページを見て直接申し込んでくれる個人客が増えてきた。「下請けをしなくても、地元だけの依頼だけでやっていけるんじゃないか」。2011年、10年で1億8千万まで成長させた会社を10人の従業員ごと建設会社に売却。その金で番頭と2人で新しい会社を立ち上げることにした。強い決意で始めた下請けの仕事を一切しないシステムだったが「1週間先の仕事がない状態が続いた」と久保さん。仕事がない時には宣伝も兼ねて、幼稚園や公園の遊具、ガードレールを無償で塗りなおすボランティアをした。新聞やHPによるPR、施工した人の口コミなどから、受注件数が伸び、月に1件ペースだった仕事が今は10件程度になった。全国の200社が加盟する業界団体「日本建築塗装職人の会」によると、小規模にもかかわらず下請け仕事を一切受けない会社は、全国でも珍しい。ことし2月には、創業当時の売上を10倍ほどに伸ばした事が評価され、会から表彰を受けた。それでも久保さんは「業界のイメージそのものを変えていきたいんです」と現状に満足することはない。そのため、現場で作業を始める前は、隣近所へ挨拶を欠かさない。「うるさくしますが、ご理解ください」。必ず顔を見せ、頭を下げる。それは足場を組み、汚れを防ぐシートで家を覆ってしまう現場では、誰がどんな作業をしているか、分かりにくいからだ。「分からないっていうのが、塗装屋さんって怖い、っていう負のイメージを持たせてしまっていると思うから」。他にも、作業着をクリーンな印象を与えられる白に統一したり、現場に「今日の作業内容」などを看板に掲げるようにしたりと工夫を重ねる。4月には津市一身田上津部田から津市久居相川町にも2店舗目の店をだし、本社機能を移転。社員も3人増えた。下請けをこなすことに苦しんでいる会社が大半と指摘する。久保さんは「元請から提示される値段に慣れすぎていて、適正な価格できちんと利益を取る事が悪だ、という風潮がある」という。しかし、見積もりや施工などで地域を歩いていて感じたのは、消費者は多少お金がかかったとしても、キチンと施工してほしいと考えている事。「下請けをしない経営形態もあるんだということを、業界全体に広めていけたら」と力説する。「きつい・きたない・危険」の3Kと思われがちな業界のイメージを「魅力ある仕事なんだ」と塗り替えていこうとしている。