我が家の外壁にアスベスト！？松阪市の塗装業者が徹底解説！
「我が家の外壁にアスベストが含まれているの？」
「アスベストを含んでいる外壁の塗り替えはどうすればいいの？」
かつて、多くの健康被害を出した危険物質『アスベスト』。
断熱性に優れている建材として、かつては多くの建物に使用されてきましたが、空気中に浮遊しやすく、吸引してしまう可能性があるため現在では使用を禁じられています。
アスベストが活用されている建物は未だに多いため、外壁リフォームにおいては十分に注意しなければなりません。
しかし、結論から申しますと仮に外壁材にアスベストが使用されているとしても、外壁の塗り替えであれば特に問題はありません。
ただ、注意点がありますので、ここではアスベストの情報を中心にして、三重県津市、鈴鹿市、松阪市、亀山市、名張市、伊賀市の外壁塗装専門店が詳しくお伝えしていきましょう。
参考：厚生労働省『アスベスト（石綿）に関するＱ＆Ａ』
目次
我が家の外壁にアスベスト！？塗り替えはできる？
建物にアスベストが使用されていると聞くと、健康被害に及ぶイメージをお持ちの方が多いために、わが家にアスベストが使用されていると聞くと、驚かれる方が少なくありません。
実は2004年以前に建てられた戸建て住宅で、窯業系サイディングやスレートボードなどを活用している場合には、アスベストを使用している可能性があります。
ここではアスベストとはどのようなものなのか、なぜ危険なのか、またどの戸建て住宅に活用されているのか、詳しくご紹介していきます。
アスベストとは
『アスベスト』という言葉は、新聞やニュースなどでかつて多く報じられていたことから、聞いたことがあるという方は多いでしょう。
恐らくは「体に悪いもの」とご理解されているのではないでしょうか。
ただ、生活のうえでかかわることがないために、どのようなものなのか詳しくご存知でない方は少なくないと思います。
アスベストは石綿（いしわた、せきめん）と呼ばれているもので、天然に存在する繊維状ケイ酸塩鉱物のことを指しています。
保温断熱に優れている建材であり、かつては多くの建物に活用されていました。
しかし、繊維がとても細かいために、研磨機や切断機などで加工することによって飛散しやすく、飛び散って浮遊したアスベストを吸い込んでしまうリスクがあります。
実際、建築に携わる方々に肺線維症（じん肺）、悪性中皮腫といった健康被害が報告されるようになり、使用が中止されるようになったのです。
アスベストの危険性
アスベストが注目されたのは、人に対する健康被害であり、肺がんや悪性中皮腫を発症する発がん性が大きな問題となっています。
ではなぜ、建築建材が健康に被害をもたらすのでしょうか。
上記でもお伝えした通り、アスベストはとても細かい素材で、髪の毛の直径よりも細い、肉眼でも見ることのできないほどの細かな素材からなります。
そのため、空気中を浮遊しやすく、浮遊しているアスベストを吸い込んでしまう可能性があるのです。
本来は、アスベストを吸い込んだとしても、異物は痰として体外に排出されることになります。
しかし、体内に吸い込んでしまった場合には完全に除去できず、肺の中に蓄積されていくことになります。
アスベストが浮遊している中で過ごしているような場合には、無症状のまま経過し、少しずつ症状が進行すると考えられています。
わが家の外壁にアスベストが含まれている可能性
気になるのは、わが家の外壁にアスベストが含まれているかどうか、ということでしょう。
厚生労働省が公表している情報によりますと、
- 耐火被覆材等として吹き付けアスベスト
- 屋根材、壁材、天井材等としてアスベストを含んだセメント等を板状に固めたスレートボード等
において使用されている可能性があると言われています。
ただし、吹き付けアスベストは戸建て住宅では通常時に活用されておらず、またアスベストが使用禁止になった2006年以降の住宅であれば問題ありません。
アスベストの使用禁止については、2004年に一部を除いて使用禁止に、2006年には全面的に使用禁止になったという経緯があります。
そのようなことから、2004年までに建てられた住宅で、スレートボードや窯業系サイディングといった建材には活用されている可能性があります。
アスベストが含まれている外壁の塗り替え
外壁にアスベストが含まれているとしても、外壁の塗り替えは可能で、特にアスベストによる健康被害などに不安を感じる必要もありません。
外壁の塗膜に劣化が生じ、色あせや汚れが目立つような場合には、低コストで外壁のメンテナンスを行うことができます。
外壁の塗り替えはできる？
では、2004年以前に建てられた住宅で、アスベストが使用されていることが分かった場合、外壁の塗り替えはできるのでしょうか。
結論から申しますと、外壁の塗り替えは可能です。
上記でもお伝えしている通り、アスベストを大量に吸引してしまうようなことは避けなければなりませんが、塗装するだけなら問題ないのです。
外壁塗装の場合には、基本的に外壁を剥がすようなことはしませんし、切断してアスベストを飛散させてしまうようなこともありません。
健康被害を及ぼしてしまうようなことはないのでご安心ください。
ただし、外壁そのものを張り替えするような場合には、アスベストが飛散してしまう可能性がありますので、法的に認められた方法で作業を進める必要があります。
高圧洗浄には注意が必要
外壁を塗り替える際には、高圧洗浄によって外壁に付着した汚れを高圧洗浄機によって落としていきます。
高圧洗浄機は家庭用のものではなく、塗装業者が活用するものは家庭用よりも水圧が高くなっています。
そのため、アスベストを含んでいる外壁に高圧洗浄を行う場合には、高い水圧に耐えられる外壁でなければなりません。
もちろん、一般的な外壁であればまったく問題ないのですが、外壁の損傷が著しく、水圧で外壁が崩れてしまうような場合には実施できない可能性もあります。
外壁の塗り替えに高圧洗浄は欠かせない工程ですので、省くことはできません。
外壁材が損傷する前に外壁塗装ができるように、適切な時期にメンテナンスに取り組んでおくことが重要であると言えるでしょう。
おすすめの外壁の塗料は？
アスベストが含まれている外壁材に多いのは窯業系サイディングですが、外壁材をしっかりと守るためにも、耐久性の高い塗料を活用すると良いでしょう。
外壁に活用される塗料の中には、防汚性や親水性などの機能を持ち、汚れに強い、あるいは雨水で汚れを落としてしまうようなものがあります。
住宅の外壁の状態によって適切な塗料がありますので、塗装業者からアドバイスをもらいながら進めていくと良いでしょう。
アスベストが含まれている外壁の塗り替え以外のメンテナンス方法は？
アスベストが含まれている外壁に対し、塗り替え以外のメンテナンス方法は、
- 外壁の重ね張り
- 外壁の張り替え
が行われることになります。
どのようなメンテナンス方法なのか、詳しくご紹介しましょう。
外壁の重ね張り
外壁材の上から新しい建材を貼り重ねるメンテナンス方法のことを『外壁の重ね張り』と言います。
主に金属系サイディングが重ね張りされることになり、次にご紹介する外壁の張り替えよりも安価で済む方法となっています。
重ねて張るだけですから手間が少なく、しかも既存の外壁の撤去費用が不要になるからです。
外壁の塗り替えよりも耐久性が高く、外壁の損傷がみられる際でもアスベストをしっかりと囲いこんで、外部に飛散しないようにすることができます。
さらに、防水性が高いために雨漏りなどの被害から住宅を守ることができ、断熱性にも優れているために、エアコンが効きやすくなるメリットがあります。
外観イメージも金属ならではのモダンな雰囲気に仕上げることができますので、デザイン性を重視するうえでもおすすめの工法となります。
外壁の張替え
既存の外壁材を取り外し、その箇所に新しい下地と外壁材を取り付ける工事のことを『外壁の張替え』と呼んでいます。
アスベストを完全に除去することができますので、今後の健康被害を心配する必要がなくなりますので、安心を重視する方であればおすすめのメンテナンス方法となります。
ただ、どうしても大がかりな工事になるために、外壁塗装や重ね張りと比較すると、どうしても工事費は高額になりがちです。
また、撤去した廃材については、専門の許可を取得した廃材処理業者が、適切に廃材処理を行うことになります。
一般の廃棄物のように処理してしまうと、アスベストが飛散してしまう可能性があるからです。
そのため、運搬の際には湿潤化したうえでしっかりと梱包し、専用の管理型埋め立て処分場において処分する必要がありますので、通常の処理費用よりも高額になってしまいます。
アスベストが含まれている外壁への塗り替えの注意点
外壁の塗膜に色あせや汚れなどの劣化症状がみられる場合には、外壁の塗り替えを検討することになります。
ただ、2004年以前に建てられた住宅の場合であれば、アスベストが含まれていることも気になることでしょう。
外壁の状態によって、外壁の塗り替えが適切なのか、もしくはその他のメンテナンス方法が適切なのか判断されることになります。
外壁の劣化を感じたら塗装業者に診断を受けてみる
外壁の塗り替えを検討しているのであれば、塗装業者に相談して、外壁の診断を受けてみることをおすすめします。
外壁の塗り替えを塗装業者に相談した場合には、『現場調査』と呼ばれる外壁の診断が行われることになります。
この現場調査とは、
- 外壁に色あせや汚れなどの状況
- 外壁のひび割れなど外壁材そのものの状況
- 外壁内部に雨水が侵入しているなど損傷の状況
など、外壁全般の劣化状況を確認することです。
この調査によって塗り替えが適切なのか、ほかのメンテナンスが適切なのか判断されることになります。
塗り替えが適切であると判断される場合においても、必要な下地処理、適切な塗料なども踏まえて、見積りを出していきます。
仮にすぐに塗り替えが必要ではないという状況であるとしても、現在の劣化状況を詳しく確認できることになりますから、まず相談してみることをおすすめします。
塗装業者選びが超重要
アスベストが含まれている外壁の塗り替えを検討しているのであれば、塗装業者選びはとても重要になります。
経験の少ない塗装業者であれば、塗り替え時期の目安や下地処理などの補修工事の内容を見誤ってしまうことになります。
また、アスベストに対する知識も有している必要があるのは当然のことです。
そのため、飛び込み営業のように、経験がよく分からない業者と契約するのはおすすめできません。
最悪の場合には、適切な調査もせず、手抜き工事によって塗料の機能を十分に引き出す塗膜が形成できていないことがあるからです。
塗装業者選びのポイントは、
- 地元で営業活動を行っている
- 経験や知識が豊富
- 地元でも口コミや評判が良い
とまとめられます。
地元業者であれば、もちろん悪質な営業活動はできませんし、保証やアフターフォローも万全であることが多いです。
下請けに工事を丸投げするようなこともありませんから、コスト面でも安心です。
そのようなことから、地元で実績のある塗装業者に相談するようにしましょう。
まとめ
外壁に含まれているアスベストの情報についてお伝えし、含まれている場合のメンテナンス方法などについて詳しくご紹介しました。
かつては住宅建築において、アスベストは頻繁に活用されており、断熱効果に優れているとして重宝されていました。
しかし、空気中に飛散しやすく、吸い込んでしまうことによって健康被害が生じるために、現在では全面的に使用が禁止されています。
ただ、2004年以前に建てられた住宅ではアスベストが使用されている可能性が高いために、外壁のメンテナンスにおいては適切に行う必要があります。
そのため、安心して外壁の塗り替えに取り組むためには、何よりも経験豊富な塗装業者に相談することが大切です。
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この記事を書いたのは
株式会社リペイント匠 代表取締役 久保信也 1982年2月8日生まれ。【プロフィールはコチラ】
◆2021年3月18日に、1冊目の書籍となる「家の寿命を20年延ばすはじめての外壁塗装」を幻冬舎から出版。Amazonやお近くの書店でも購入可能。
15歳からこの建築業に携わり、2012年に一般の消費者向けのリペイント匠を設立しました。施工したお客様に必ず喜んで頂けるように、社員教育を徹底し、一軒、一軒を自分の家を塗り替えするように丁寧に一つの作品のように仕上げています。三重県にお住まいで外壁塗装やその他リフォームでお悩みの方はお気軽にご相談してください。
三重県全域（津市・松阪市・伊勢市・亀山市・鈴鹿市・四日市市・名張市）での住宅の外壁塗装,屋根塗装,は塗り替え職人直営の「リペイント匠」にお任せください。
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